北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2021.3.31 ヒダカミツボシキリガ

2021年06月07日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
今年は精力的にヒダカミツボシチャレンジを行うことを決めていました。
2021年3月26日条件が良かったが失敗。
糖蜜に片栗粉を混ぜた試作糖蜜が大失敗だったのが敗因だと思われる。
ズボラなので事前にテストを行うのをめんどくさがったのが響いた。
次の日27日、普通の糖蜜で挑むも気温が常に5度を切る悪条件に倒れる。
28日雨予報で断念。


・本記事は3月31日のことです
平日ながら有給消化をこの日に設定し仕事を休む。
条件がいいのでヒダカミツボシチャレンジを行いました。
そしてようやく採集できたのでまとめます。

現地は雪がなく(26日の下見ではほんの少し残っていた)、フキノトウが完全に出ていてフクジュソウの葉も結構繁茂している。
今年の春は例年以上に気温の高い日が多かった。
毎年時期の進みが早いと言っているが、今年は特に顕著だと思われる。

この日のコンディションは風が弱く晴れ気温は8℃ほど。


18:00 一通り糖蜜噴霧を終え見回り開始。
一往復毎に再び噴霧し直しながら見回ります。


18:30 ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987
驚きの飛来。
当然初見です。
看板への飛来です。

この時間くらいからがキリガが一気に飛来し始める一番狙い目の時間です。
このラッシュが終わるとキリガの飛来は弱くなりましたが、それでもまあまあキリガは来てくれます。



19:08 カバイロミツボシキリガ Eupsilia boursini Sugi, 1958
白紋がヒダカミツボシっぽい感じの個体。





19:36 ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987
もう一頭飛来してくれました(この2枚は同個体)。



20:12 エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
通常型。白紋が茶色い個体も確認しました。

・2021.3.31 18:00〜20:30 新冠町 糖蜜トラップ
キバラモクメキリガ1、カタハリキリガ、ナカグロホソキリガ1、ホシオビキリガ、ミヤマオビキリガ、テンスジキリガ、エゾミツボシキリガ、カバイロミツボシキリガ1、ヒダカミツボシキリガ2、モンハイイロキリガ、カシワキボシキリガ1、ハンノキリガ1、スギタニキリガ、ホソバキリガ、ウスバキエタシャク1、カバナミシャクの一種(ルッキング)、ハマキガの一種、ヒラタマルハキバガの一種(ルッキング)
ヒダミツは2頭。
シナノキ食いのモンハイイロキリガはここでは割合多い。
カバイロミツボシは1頭のみ。

⭐︎過去のヒダミツ失敗記事

次回もヒダミツチャレンジの記事です。

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