北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2021.8.13 ムラマツカラスヨトウ

2022年04月01日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
2021年8月13.14.15日のお盆休み、北海道東部の北見市にてムラマツカラスヨトウを採集しに行きました。

実は2年前も挑戦しましたが手探り過ぎで撃沈しています。
2020.8.14 北海道 津別町 ライトトラップ
2020.8.15 北海道 津別町 ライトトラップ②


・1日目 8月13日
19:10ライト点灯




ナガキバアツバ Polypogon gryphalis (Herrich-Schäffer, 1851)  19:14
初見。
現地での個体数は普通。
札幌近郊には生息しているのでしょうか?
ネット上では札幌近郊での目撃例はない様に記憶しています。



エゾオオバコヤガ Diarsia dahlii (Hübner, 1813)  19:16
去年ボロボロの個体しか得られなかったので嬉しい。
現地での個体数は普通。



ウチベニキノメイガ Pyrausta tithonialis Zeller, 1872 19:17
初見。しかし採集しようとしたら逃げられた…



キララキシタバ Catocala fulminea (Scopoli, 1763)  19:21
道東では珍しい存在ではないのかもしれない。



ナガキバアツバ Polypogon gryphalis (Herrich-Schäffer, 1851)  19:28



キシタミドリヤガ Xestia efflorescens (Butler, 1879) 19:35
非常に美しい。



ウスシタキリガ Enargia paleacea (Esper, 1788) 19:52



ノコメキシタバ Catocala bella Butler, 1877 19:56
2頭飛来。
個人的には苫小牧付近で見る機会が多いカトカラで、道東で見るのは初めて。





エゾオオバコヤガ Diarsia dahlii (Hübner, 1813)  20:19



コツマキウスグロエダシャク Scionomia parasinuosa Inoue, 1982



ハコベナミシャク Euphyia cineraria (Butler, 1878)  20:22



エゾヒサゴキンウワバ Diachrysia chrysitis (Linnaeus, 1758)  20:24
遠征しないと採れないので嬉しい。
場所によっては多い。



コハイイロヨトウ Hadena (Anepia) aberrans (Eversmann, 1856)  21:18
湿地の良蛾。



エゾオオバコヤガ Diarsia dahlii (Hübner, 1813)  21:48



ムラマツカラスヨトウ Amphipyra perflua (Fabricius, 1787) 22:34
ムラマツカラスが来ないのでライトトラップを終えようと幕の虫を落とした後、ライトから3メートルのところにいました。
ライトはつけたままでしたが、普通に飛来したというより元々飛来していて幕から落ちた可能性が高い。
念願のムラマツカラスに安堵し喜びました。
これだけ特徴が出ていたら分かりやすい。

22:40消灯

・2021.8.13 19:10~22:40 北見市 ムラマツカラスヨトウ狙い
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北海道内はジメジメした残暑が続いた後いきなり冷え込んだので、夏眠すると考えられているムラマツカラスにはいい採集タイミングだったのかもしれません。
本来狙うならもう少し遅い時期がいいらしいです。

明日明後日もムラマツカラス狙います。

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2 コメント

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Unknown (singingkerorin)
2022-04-01 21:37:37
お邪魔します

これだけの昆虫が識別できるってすごいですね

日本にこんなに沢山の種類の昆虫がいると
私は知りませんでした
小学校の図書館の図鑑で虫の興味を卒業してしまうと
こうなるのでしょうか
私のような大人が大多数なのだろうなと思うと
もったいない気持ちになりました
返信する
singingkerorin様へ (マイマイ)
2022-04-03 15:49:05
コメントありがとうございます。
一度のライトトラップでものすごい種類の虫が来ます。
蛾は道内だけでも3000種類以上いるので長く飽きずに新鮮な気持ちで楽しめます。

僕は中3のときくらいから虫好きになりましたが、40代を超えてからハマる方も案外いらっしゃるのでキッカケはいつになるか分かりませんね。
とても奥が深く楽しい世界です!
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