小沢さんの秘書が逮捕されてからマスコミの小沢批判が急に盛り上がってきているようです。
中でも「Will」の新聞広告は「さらば小沢一郎」特集として、
・総理にならなくて本当によかった
・私が追及した小沢一郎の金脈
・朝日が小沢をつけ上らせた
・「国策捜査」なんて有り得ません
・平気で嘘をつく小沢全語録
などの文字が並んでいます。
政権交代論者の私としては、小沢さんにも首を捻りますが、何で今頃?と言う気持ちもしないでもありません。
そこで根っからの民主党支持者であり、その一方でネット上で小沢さんを終始批判していた森田実さんの森田実の言わねばならぬの最近の記事を見て見ました。
その概要は、
・民主党議員は揃って小沢続投を支持したのか。国民は民主党が清潔な政党になることを強く求めている。
・小沢代表の公設秘書が逮捕され起訴されたことについて、小沢氏が検察と戦うというのは、小沢氏の権利であるが、この戦いに民主党全体を巻き込んではならない。
・政治家が小沢氏を心情的に支持するのは、それぞれの政治家の自由であが、小沢代表は民主党議員全員を拘束すべきではない。小沢氏は民主党代表を退くべきだ。
・今回で明らかになったことは、小沢氏が自民党の実力者よりもはるかに多額の政治献金を受けているという事実で、特定企業との癒着は明らだ。この問題を小沢氏と民主党は国民に説明する必要がある。
・問われているのは、小沢氏と民主党の政治倫理の問題である。
・小沢氏と民主党がけじめをつけようとしないことは異常だ。このような異常な生き方を野党第一党の代表がとることは、日本の政治を歪めることになる。
・来るべき総選挙で、小沢代表の西松建設からの政治献金の是非を争点として政権を競うことは、間違いだ。総選挙は大局的な政治理念と政策で戦うべきだ。
民主党は常識が通用しない政党になってならない。国民の常識に反することをしていては政権をとることは困難だ。
・小沢代表は、公設第一秘書が逮捕されたときに民主党代表を辞任すべきだった。起訴されたときが第二の退き時だった。だが、小沢氏は二度も身の処理を過った。
・法律上問題がなければ何をしてもよいという考えは正しくない。政治に最も大事なのは道義である。正義なき政治に未来はないと思う。
私は記事を引用するときは、必ず何らかのコメントをしたがる悪癖が有りますが、森田さんの意見について特に賛成の箇所を太字にした以外は特にコメントすることはありません。
森田実さん個人に就いては、Wikipediaによると、
・以前は厳しく批判していた小沢さんが民主党代表に就任すると大絶賛→小沢さんのISAF参加構想、大連立騒動から小沢民主党批判に転じ今にいたる。
・予想屋としては、
「自らの願望と渾然一体となる選挙・政局予測」をするため外れることも多く、選挙の福岡政行、軍事の田岡俊次、経済の紺谷典子などとともに、ネット上では「逆神」の異名で呼ばれることも多い。
と必ずしも良い評判ばかりではないようですし、最近はマスコミへの露出度も減っているようですが、前記のような彼の「希望的批判」、特に(完全無欠とは言いませんが)なるべく清潔な民主党になることだけは何とかして当たって貰いたいものです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治ブログランキングへ