ネット上で自民党に関する2つのニュースが流れました一つは、
参院比例選、山崎拓氏の自民公認是非は先送り
自民党の山崎拓・前副総裁(73)は6日、党本部で谷垣総裁と会談し、今年夏の参院比例選候補として公認するよう求めた。谷垣氏は慎重姿勢を崩さず、結論を先送りした。
山崎氏は公認が得られなければ離党する可能性も示唆し、強気の姿勢を崩していない。ただ、党内には公認に反対する声が根強く、執行部は対応に苦慮している。
同じく衆院選で落選した保岡興治・元法相(70)や、07年参院選岡山選挙区で敗れた片山虎之助・元総務相(74)らも参院比例選での公認を希望している。党の候補者選定基準では参院比例選の公認候補を「原則70歳未満」としているが、「総裁が国家的有為な人材と認めた者」などの例外規定があるためだ。
でもう一つは、
自民・青木幹雄氏、参院選に立候補へ 世代交代論に影響 .
自民党の青木幹雄・前参院議員会長(75)は、今夏の参院選島根選挙区から立候補する意向を固めた。18日に県連が党本部への公認申請を決めた後、正式表明する。谷垣禎一総裁は7日の記者会見で「比例区は年齢制限があるが青木氏は選挙区であり、関係ない」と述べ、公認申請が出れば認める考えを示した。
自民党内には世代交代を求めて青木氏に政界引退を迫る動きがあり、青木氏が5選を目指して立候補するかどうかはベテランの判断の目安になっていた。まだ選挙区で公認されておらず、選挙時に70代になる現職4人らの対応に影響を与えるのは必至だ。です。
[自民党へ]
谷垣さんは以下のように党の総裁としてリーダーシップを発揮すへきだと思います。
・山崎さんの比例区公認は例外規定を無視して公認を拒否すること
理由は、
山崎さんは前回の衆院選では(ベテラン議員の中では一番の?)大差で破れていて、全国区で国民の信頼をどれだけ得られるかどうか判らないから
山崎さんの集票力と、(自民党改造を求めている国民の期待に反している)自民党全体としての集票力のマイナスを考えれば、後者の影響力が遥かに大きい
・青木さんの選挙区の立候補は認める
理由は
世代交代論者の反対はあっても、総裁として党の規約を遵守すると言う筋を通すこと
山崎さんと違って当選する確率が高い
全体として外野から見れば、次期の参院選は鳩山、小沢さんの金の問題で余程大きなどんでん返しがない限り、自民党勝利の可能性は殆ど無いようです。
だから谷垣さんのすべきことは、参院選勝利よりも
・若手の声に応えて党内の態勢を建て直すこと
二階さんが(前から判っていた)金の問題で選挙対策局長を辞めましたが、党の幹部には(少なくとも年齢を問わず)清新なイメージの人に入れ換えること
・民主党が野党時代にやってきたように、そして小沢さんが今でもやっているように、有望な新人の発掘をすること
・新人が自民党に魅力を感じるように(党内の態勢の若返りに加えて)民主党の政策より優れた政策の立案をし公表すること
だと思います。
・それと仮に70歳以上の現職の人が選挙区で立候補申請をしたとき、党規約に反して公認せずに党内でごたごたを起こすよりも、時代遅れの人がもしいるとすれば、選挙区民の投票により自然淘汰して貰ったほうが良いと思います。
だから谷垣さんの今やらねばならぬことは、参院選の勝利よりも
・国会での鳩山政権の攻撃体制と論点の整備
鳩山さん、小沢さんの金の問題の攻撃ばかりでは民主党の支持率は下げることは出来ても、自民党の支持率がそれに逆比例して上がることはないと思います。
やはり政策論議を中心にして、(自民党の立場から見て)鳩山政権の政策がいかにくだらないか、そして自民党の対案が如何に優れているかを国民に示すべきだと思います。
・党内の体制の建て直し
・党の基本理念と政策の見直し
・有望新人の発掘
・上記へ向けての谷垣さんのリーダーシップの発揮
だと思います。
現在少なくとも良識のある国民の大多数は、鳩山政権が日本の行く道を誤らせないようにブレーキを掛けられる健全野党、または政権交代ができる自民党の再生を求めていると思います。 (前回の衆院選の後の世論調査で「自民党へお灸を据えるとため民主党へ投票した」人が多かったことを思い出してください。)
上記かの事が出来れば回り道の様でも、案外に参院選で(勝てぬかも知れないが)かなり優勢な戦いが出来るような気がしますがどうでしょうか。
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