小沢さんのの秘書の政治資金規正法違反事件を巡る問題で民主党内で首を捻る動きが出ているようです。
・民主党が検察や報道への反発を強めている。小沢氏にきちんとした説明を求める声はほとんど上がらないなか、逆に捜査当局やメディアに矛先を向ける動きがあちこちで起きている。
・「石川代議士の逮捕を考える会」が発足。東京地検特捜部出身の郷原信郎弁護士を招いて検察の捜査手法などについて議論した。
民主党が野党時代の小沢さんの西松建設問題で「国策捜査」だとした郷原さんがまた出て来ました。
・党役員会では、「捜査情報の漏えい問題対策チーム」の設置を決定。捜査情報が報道されているとして「国家公務員による守秘義務違反」を追及する構えだ。
・この動きに合わせて、党内では捜査当局の取り調べを透明化する刑事訴訟法改正案(取り調べ可視化法案)を今国会に提出することも検討され始めた。ある党幹部は「これで検察は下手に動けなくなった」と述べており、検察側を揺さぶる狙いは明らかだ。
・森ゆうこ、広中和歌子両参院議員ら約20人の議員が会合を開き、検察捜査の問題点を追及していくと確認した。
・原口一博総務相は「関係者によると」という報道は情報源が不明確だと取り上げながら、「少なくともそこを明確にしなければ、電波という公共のものを使ってやるにしては不適だ」と主張。
・一方、自民党の谷川秀善参院幹事長は(「捜査情報の漏えい問題対策チーム」の設置について)、「隠蔽する会、圧力をかける会でしょ。大政翼賛会みたいな話だ」。みんなの党の江田憲司幹事長は「民主党が自浄作用を果たすために所属議員は何をなすべきかという認識が根本的に欠如している」と語った。 (以上朝日新聞より)
この動きに就いて当然のように朝日新聞は「国会論戦―暗い民主主義はいらない」で、「政治とカネ」をめぐる与野党の泥仕合はおなじみの光景かもしれない。しかし、今回の一件が持つ意味合いは、これまでとは大いに違う。
有権者が初めて自ら政権交代を実現させた直後である。多くの有権者は、かつての「金権腐敗」政治はもうご免だと願い、民主党に投票したはずだ。なのにまた同じことが繰り返されるなら、何のための政権交代だったのか。政党政治そのものへの失望が、今度こそ癒やしがたく深まりかねない。
その危険を首相以下、政府与党の面々がしっかり感じているのかどうか、はなはだ心もとない。 典型は首相が小沢氏に語った「どうぞ戦ってください」との発言だろう。と民主党を批判しています。
一方産経新聞は「民主調査チーム 疑惑解明を妨害する気か」で、検察側の強制捜査に対し、産経新聞社とFNNの合同世論調査では「適切」が75%に上っている。そうした世論に耳を貸さず、「政治とカネ」をめぐる重大な政治不信について、検察とマスコミの問題にすり替えようとすることは許されない。
こうした機関の設置について、党内で反対意見がまったく出ないのは異常だ。「小沢擁護論」で身動きが取れないのだろうか。
事件は同党所属議員の逮捕に及んでいる。民主党が真っ先に行うべきは、小沢氏に詳細な説明を求めるなど、事実関係の調査を通じた自浄能力の発揮である。と噛みついています。
[私の意見]
・民主党の動きでは原口さんの情報の出所を「”関係者によると”という報道でなくて、検察筋や被告や弁護団筋くらいはっきりしては」と言う意見位が限度で、後は党内の小沢弁護論の風潮に流された血迷った動きで、産経の指摘するように(世論を気にする)民主党らしくない国民から遊離した動きとしか思えません。
・私は前にも書きましたが、検察が情報を固く閉ざしたために、世の中の人達が誰も知らなままでいきなり、現役の石川議員や大久保秘書が逮捕され、鹿島などのゼネコンに立ち入り捜索が始まったら、どんなに怖い事でしょう。
検察の考えもその動きの理由も判らずに、この先、どこに一斉捜索が始まるのか、誰が逮捕されるのか??
そうなれば、日本は独裁国家になり、恐怖政治の国になることになることを意味します。
もし民主党が考えるように、検察が情報を固く閉ざした中で、小沢さんの秘書がいきなり逮捕されたら、民主党の人達は何と言うのでしょう。
・やはり民主党のやるべきことは、検察の批判の前に、彼らが予てから主張する透明性を持った政治の推進だと思います。
朝日の言うようら民主党は「暗い民主主義」を志向してはいない筈です。
もしそうであるのなら、民主党のやるべき事は朝日や産経が主張しているようにはっきりしていると思います。
昨日の産経のネット上の記事の中で、ある民主党議員が「鳩山さんと小沢さんを除いたら民主党議員は皆貧乏だ、二人が居なければ良いのに」と言ったが印象に残っています。
悲鳴を上げた国会議員は民主党の人達が金持ちも貧乏な人も皆金に関しては奇麗でなければと言っているです。
民主党の幹部の人達は、このような末端の人たちの声なき声を拾い上げるべきだと思います。
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