前々から思っていたのですが、民主党は考えて見れば全くへんてこな党で、大袈裟に言えば魑魅魍魎(ちみもうりょう)の集まりに近い党のような気がします。 (魑魅魍魎の集まり:虎や猪の形をした山の神、水の神、木石の化け物の集まり)
[支離滅裂の民主党] (赤字は民主党の良いところ黒字は首を捻る所です。)
右翼から左翼までの鳩山政権と支持団体
・自民党の右派にいても可笑しくない国会議員から、 輿石さん他の(ばりばりの左翼で自民党から目の敵にされている)日教組出身国会議員
・支持団体の連合は良いとしても、(民主党のかなりの数の国会議員が嫌っている)日教組を支持団体に持ち、その大会でおべんちゃらを言う鳩山さんや小沢さん
・何故か知らないが在日本大韓民国民団を支持団体に持つ(日本の政党の)民主党
・(国民への約束である公約から外したのに)外国人参政権を同民団でけでなく韓国大統領まで約束する小沢さん
・国民新党は良いとしても民主党と基本的な考え方の違う社民党との連立
玉石混交の公約と政策と運営
・国民の大多数から支持を受けている政治主導の行政改革の公約
・明らかにばら蒔きと判るマスコミや批評家からほとんど支持されていない、子供手当て、農家の戸別所得保障制度、高速道路無償化の目玉政策
・公務員経費2割削減を言っているが事実はその経費を地方自治体に移すだけのまやかしの公約
・殆ど無策の経済政策、理念先行の外交・安全保障政策
・謳っている透明でクリーンな政治と現実の格差、
・自民党時代のケタ違いの数字の政権与党である鳩山さんと小沢さんの政治資金疑惑
党内で小沢さんや鳩山さんの資金疑惑では沈黙(これで透明でクリーンな政治?)
・党内でもかなりの人達が反対している、公約にもない外国人参政権を国会に提出の動きに対して党内の議論もない(何が怖いの?)
・野党時代にテレビに出演していた、そして多くの国民から好感を持って迎えられていた若手政治家の意見と党内の実際の動きの食い違い
・(政権獲得後にめっきり減った)率直で判り安い民主党の若手政治家の発言と、小沢さんの選挙の勝利優先の発言の落差
・土地改良の団体が夏の参院選で自民党公認の候補を立てることにしたとたん、予算を半分に削る一方、民主党支持団体の陳情は幹事長室を通じて実現について稲田朋美さんからこれを受託収賄として批判される一方、官僚の国会答弁の禁止など国民を頷かせる主張する小沢さん
・マニフェストにあるからだけの理由で、八っ場ダム建設中止を衆院選の時の地域へのPR活動もせず(候補者さえ立てなかった)法律に基づく地方自治体への説明も無しにいききなり政策を決定する前原さん
[民社党と民主党の比較]
私は民主党の動きを見るたびに昔の民社党を思い出します。
私が住んでいた北九州市では選挙の時は企業、従業員を上げて民社党の候補者を支援して居ました。
企業の立場から言えば、共産党、社会党系で企業と対決姿勢の組合より、企業と協調路線を引いている組合を支持基盤にしている民社党候補者を支援したのでしょう。
勿論、民社党は反共産は勿論、その出身母体である社会党とはキッパリ一線を敷いていました。
そしてその路線も党名の示す通り、資本主義と社会主義をミックスした政策を持って居ました。
そして現在に続く社会環境の変化の流れのように、社会福祉政策と言う社会主義的政策の導入は避けられない環境になりかけていましたので、その政策は世の中に受け入れられていました。
民社党として不幸だったのは、当時の政権政党の自民党にその政策を丸呑みされてしまい、その存在意義が無くなって、遂には解散になって仕舞いました。
そして昔の民社党を見た私から言えば、民主党の路線は民社党のそれと殆ど変わらないと思います。
ただ大きく違うのは民社党は小さな政党でもありましたが、その組織も路線もはっきりしていましたが、民主党は大きな政党になったためかも知れませんが、その組織もごった混ぜ、その路線も理想と選挙目当ての政策が入り交じって玉石混淆状態で、民主党が日本をどのそ方向に導こうとしているのかさっぱり判りません。
その点で言えば自民党は落ちぶれたとは言えまだ大きな政党ですが、割合に判り易い組織ですしその動きに批判はあるとしてもかなりはっきりしています。
だから自民党が政権に復活してもその方向は大体推測できますが、民主党は政権を取った今でも政治主導の行政改革を除いて何をしようとするのかさつぱり判りません。
唯一つはっきりしているのは政局至上主義のスケールで見れば、上記の大部分の疑問の解釈ができることです。
[政局至上主義で日本の方向を誤らせるのか民主党?]
伝えられる所によると、小沢さんは民主党を圧勝させ、その民主党も小沢グループの勢力下に置いた後で、独裁的な力を発揮して、政権交代できる日本にしたいようです。
そのために党利党略、あらゆる政略を使っての批判に耐えても、選挙に勝てば、そして政権与党を我が物にすればもうこちらのもの、そして自分の政策を押し進めることができれば、最終的には日本のためになると考えているのかも知れません。
それこそ政治家のロマンでその遂行に全力を上げようとするのは当然です。
然し然し日本全体として見た時、それで良いのでしょうか。
政局至上主義のために日本の方向を誤らせて良いのでしょうか。
・一度通したら廃案にするには大きなエネルギーのいる外国人参政権付与法案
・蟻地獄のように落ち込むかも知れない日本経済
・米国一辺倒から中国一辺倒になるかも知れない日本経済と外交
・小沢さんの事実上の独裁政治
などなど心配性の私の心配の種は尽きないのですが、政権与党の民主党の人達、特に若手の議員達はそうはさせないのか、または目的達成のためには手段を選ばないでも良いと思っているのでしょうか。
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