普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

良く考えて!!自民党の国会対策

2010-01-12 13:00:24 | 自民党

 昨夜の「たけしのTVタックル」では与野党同数の出席者と評論家を交えての論戦では、外野から見ても鳩山政権、民主党はコテンパンにやられていました。
  私は今までも書いて来ましたが、民主党の公約、鳩山さんの発言、小沢さんの党利党略しか考えられないやり方など、野党や評論家から鳩山政権や、民主党が批判されるのは、そして民主党の安住淳さんや川内博史司さんがしばしば黙って聞くしかなかったのは当然だと思います。
(私は安住さんのように多くの正直な若手の民主党政治家にもっと頑張って貰いたいと思っているのですが。)

 一方、最近各社から世論調査の結果が発表されました。
 各社ともほぼ同じ数字ですがここでは読売新聞の数字を書いてみます。
1月11日の調査
・政党支持率:民主39%(前回43%)、自民は過去最低の16%(同18%)
・今夏の参院比例選の投票先:民主35%、自民20%
昨年の12月の20日の調査
・暫定税率の維持:賛成 52%(公約では廃止を明記)
・所得制限を設けることに賛成:72%(公約では制限なしに支給)
 読売はこれに対して 国民はマニフェストの修正には寛大なことがうかがえる。と評していますが、下記の調査の数字でも同じことを示しています。
12月8日の調査
・鳩山内閣を支持59%、支持しない 29%
・支持する理由(択一):政策に期待できる 27%、政治主導の政策決定を目指している 26%、非自民の政権だから35%
・民主党は公約掲げた内容を守るべきか:こだわる必要はない 34%、守れなくても仕方がない46%
鳩山首相は、偽装献金問題で元秘書が起訴された場合、その責任を取って辞任すべか:辞任すべきだ 37%、辞任する必要はない 54%
 これを総合的に見ると鳩山政権、民主党は前述のような多くの問題があるにも関わらず、そして「たけしのTVタックル」でぼろくそに批判されても、国民の多くは政治主導の行政改革の鳩山政権への期待と、自民党不信・失望から、多くの国民がまだ鳩山政権に対して優しく、そして期待していることが判ります。
 それに対して、自民党の谷垣さんは鳩山首相と民主党の小沢幹事長の政治資金問題について、「首相には退陣か衆院解散を求めてきたが、与党の幹事長にも『きっちり説明しないなら、議員の地位を懸けるだけの問題だ』と言わなければならない」と述べた。(読売新聞
より)そうです。
 一方民主党の山岡賢次国会対策委員長は自民党が鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長の政治資金問題で求めている国会への参考人招致について、「ワイドショー劇場には一切応じないつもりだ。国民生活を先に救済していく」と述べ、応じない姿勢を示した。
 永住外国人に地方参政権を付与する法案については「政府で必ず提出し、この国会で必ずあげる決意で臨んでいる」と述べ、夏の参院選前に成立させる考えを強調した。
朝日新聞
より)そうです。

[私の意見]
 私は自民党は今回の国会対策では難しい対応を迫られていると思います。
 世論調査が示すように、国民は依然として自民党に不信感とか失望感を持っています。
 自民党が考えねばならないのは、そして良識ある国民が期待するのは自民党の再生です。
 その点から考えると、自民党が鳩山、小沢さんの金の問題を追及することは諸刃の剣になるような気がします。
 詰まり自民党は鳩山政権に優しい多くの国民が、山岡さんの言うように、自民党は政治と金の問題ばかり追及して、何故政策論争をしないのかとの反感を買う可能性を忘れてはいけないと思います。(詰まり自民党は正義の味方の白衣の騎士を苛める悪役に見られるかも知れないのです。)
 鳩山さん、小沢さんを攻撃することで、自民党がどれ支持率を上げられかも知れないが、思った程上がらないか、逆に下がるかも知れないと思います。
 自民党政権時代に「政治と金の問題」で民主党から攻撃されたこと、それをマスコミや国民の一部が応援したことを考えると自民党にとって大変不合理なことですが、世論調査が示すように、私の心配が当たる可能性も考えと置くべきだと思います。
 国会で政治と金の問題の追及も大切ですが、鳩山政権の政策の問題点を追及して、国の方向を誤らせない事、そしてそれを通じて自民党の政策をアピールし、国民に自民党を見直して貰い、自民党の支持率を上げる方がもっともっと大切だと思うのですが。
 それで提案です。
・政治の金の問題の追及は、中堅、若手に任せること、
・谷垣さん以下の幹部は政策問題で堂々と論戦を挑むこと
で自民党全体としては政策重視の姿勢を見せ、自民党の方が民主党より遥かに頼りになることを見せることです。。
 政策に就いては鳩山政権は(自民党から見れば)攻撃の的をどれに絞るか迷うほどの、数えきれないほどの大きな問題をを抱えています。
 何度も書きますが、自民党は(端的な例で言えば山岡さんの言う外国人参政権など)鳩山さんに日本がその行く道を誤らせないこと、そして自民党が政権交代が可能になるほどの立ち直りをしていることを国民に見せることだと思います。
 自民党幹部の的確な決断を期待しています。

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