私は前々回のエントリーで、不信任案提出に関する疑問として、
・不信任が採決されるのか
民主党バブルに乗って当選した議員にとって、仮に菅さんが解散したら尚更、してもしなくても解散しなくても党幹部からの除名などの締めつけにあえば、落選の可能性が高くなるので、同案は成立しないような気がする。
・自民・公明不信任案が不成立の後の対策
もし成立しなければ、次の一手は参議院の問責決議案を成立させ、参議院での審議を拒否するそうですが、今の日本の非常事態の中で国民の支持を得られると思っているのか。
自民党にとっての唯一の希望は民主党内の分裂だけだが、小沢さんが党を割るだろうか。
・不信任案成立して政権交代があるのか
不信任案が成立して、菅さんが余程頭にこないかぎり、辞職することはあつても、国の現状を見る限り、そしてみすみす負けると判っている解散・総選挙に打ってでも可能性はない。
・不信任案成立した時の後継者の名前が全く判らない
民主党内では、小沢さんか、またはそのの意のままになる誰か、菅さん側、中立派の誰かを選ぶのに内紛状態に状態になるかも。
自民党は国民に不評の谷垣さんがなるか。
と書きました。
[改めて判った、判らなくなった不信任案提出の疑問点]
今日はは昨日の党首討論とその後の報道で明らかになったこと、そして私が書き落としたことを追加して纏めて見ました。
・不信任が採決されるのか
それこそ今日の結果を見るしかありません。
前回のエントリーが書き落としていたのですが、小沢さん側は例の16人の会派離脱にたいしての党幹部の弱腰を見て、今回不信任案を賛成しても、政権陥落に繋がる大量処分はないと見ているのかも知れません。
・自民・公明不信任案が不成立の後の対策
今のところ民主党の分裂を祈るしかないのでしょうが、前記のように分裂の無い可能性も大きいと思いますが。
果たして小沢さんはどう動くのか、民主党幹部は反乱者をどう処分するのでしょうか?
・不信任案成立して政権交代があるのか
谷垣さんは党首討論で「首相が辞めれば、党派を超えて新しい体制をつくる工夫ができる」と言っていましたので、表向きは総選挙、政権交代を望んでいないのかも判りませんが。果たして?
朝日新聞は菅さんが不信任案成立なら解散の意向と伝えていますが、そうなれば民主党はボロ負け(少なくとも民主党バブルで当選した人の殆ど負けるのは確実)ですが菅さんがそんな分かりきったことをするでしょうか?
・不信任案成立した時の後継者の名前が全く判らない
菅さんは上の谷垣さんの発言に対して、問われもしないのに小沢さんは民主党の公約の4K堅持の立場だが自民党の政策と真反対だがそれでも組めるかと言っていました。
頼り無い菅内閣ですが、その政策は子ども手当て見直し、消費税増税など現実的な政策、自民党の近い政策をに変わりつつあるのに自民党はマニフェストの4K固守の鳩山・小沢さんと組むのでしょうか?
そうで無ければ谷垣さんは菅さん辞職後の民主党の誰と組もうとしているのでしょう?
不信任案が成立すれば、そして賛成した人達の党幹部の処罰がなければ、小沢さんの勢いが一気に増してきます。
民主党の幹部が自民党との連立を前提として反乱分子を切れば話は別ですが。
谷垣さんが民主党との「党派を超えて新しい体制」を作るのなら小沢さんの存在を無視できませんが、どうするのでしょう?
党内で小沢さんの組むべきだという声もあるそうですが、彼の政策と自民党の政策の整合性をとらねばなりませんが、そんなことも判らぬと言うか目をつぶれと言う政治家も自民党にいるのですかね。
今日の毎日新聞では不信任提出なら誰に代えたいか示すべきだと言っていましたが、私のような素人でも判る問題点を、不信任案可決の当日言っても遅すぎます。
マスコミがもう少しこれを大々的に取り上げていたら、政局の動きももう少し足が地についたものになったのにと思うのですが。
自民党は今頃政争をやっているときかとの、批判に目を瞑って大勝負にでました。
朝日、毎日は自民党と小沢グループ批判一色です。
然し、不信任案が成立しても不成立でも、未曽有の国難時の政局の混乱はまだ続くでしょう。
頼り無い菅さんが辞めても、谷垣さんが頼りになるし決断力を発揮するかどうか判りません。
今日のテレビで批評家が「民主党での最善の戦略は谷垣さんを担ぐことだ。そうすれば自民党政権も菅政権と変わらないことが判るからだ」と言っていました。
別の人は私のかねてから推奨する石破さんが最適だとも言っていました。
昨日のツイッターで「政治不信と言うが鳩山さん、菅さん、小沢さんは判るけれど谷垣さんも入ってはいないのですかね」と書きました。
前回も書きましたが、誰か政局の混乱を鎮静化する若手も含む大物の政治家は居ないのですかね。 (2日9.30現在記)
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