普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

頑張れ自民党!!!

2011-06-26 11:56:37 | 自民党
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 震災復興の司令塔役となる復興相は松本防災相の起用が固まったと読売新聞が伝えています。
 大幅な内閣改造を通じて復興相を決めるよう菅首相に進言していた国民新党の亀井代表は、松本氏の起用を首相から伝えられて「松本って、誰だ!」。と不快感を隠さなかった。そうです。
松本龍さんは私と同じ福岡県出身なので頑張って貰いたいのですが、Wikipediaで見ても、実績と言えば、2010年の名古屋市で開催された第10回生物多様性条約締約国会議で議長として会議を纏めただけ。
 大地震・津波と福島第一原発に。防災担当相として閣議後の定例会見すら開かない。原発のことを聞くと『私は担当じゃないから』と逃げる。防災担当相として松本がやるべき仕事はほとんど仙谷由人が行っており、松本は単なるお飾りと化しているとの指摘もある。などボロクソに書かれています。
 このままの状況ですと、先日にも書いたように、菅さんの思いつき政策は皆宙ぶらりんの上に、松本さんは復興構想会議の答申、特にその中心となる増税は所得税増税アレルギーの民主党内の反発は必至、そして松本さんをサポートするべき菅さんは党内からも信頼されていません。
 その上松本さんは菅さんの何時もの新しい思いつきに振り回されるだけで、日本漂流の動きは止まらず、と言って自民党も不信任案は使えず、問責決議で参議院の審議停止も使えず手の打ちようがない状態が続くのような気がするのですが。
 今になって考えると、いや当時から言われていたのですが、大連立、部分連合の動きの中で、亀井さん提唱する復興本部または復興省への自民党員の参加が実現していれば、二日本のために大きな前進となる筈でした。
 私は当時弱っていた菅さんに、復興問題に就いては予算を含んで政権から半独立的な運営をする条件で自民党員を参加させるべきだったと思うのですが、時すでに遅しです。
 その自民党の内部の動きに就いて次のような情報が流れています。、
・自民党の複数の参議院議員が震災復興関連法案の参院本会議での採決では党議拘束をはずすよう求め、聞き入れられなければ離党も辞さない意向を参院同党幹部に伝えている。
・参院自民党の実力者だった村上正邦元労相が、同党全参院議員に配布した「震災関連法案の審議が遅々として進まない」と批判、「復興支援に関する全ての法案については、自らの良心に従って政治意思を表明すべきだ」文書だった。
「参議院自民党の議員に告ぐ」というタイトルの文書では「と呼び掛けている。
・自民党の石原幹事長は衆院本会議で国会延長の採決を事前の届け出なしに欠席した議員のうち、東日本大震災の被災地選出の5人が「会期延長への反対は、被災地の理解を得られない」を「党則の遵守の勧告」の軽い処分とすることを決めた。

 いずれも政局の対応を別とすればいずれも正論で、党の方針に反して衆院本会議で国会延長の採決を欠席した人達にも世論の批判を恐れて軽い処分にしなければ成りませんでした。
 最近の報道、特にテレビでは自民党の動きへの批判が強くなっています。
 菅さんが居なければ政治は早く進むとして菅さん降ろしの方向は変えないようですが、もし菅さんが居なければ自民党は具体的にどの方向で進むかの方針がはっきりしなければ、自民党の菅さん降ろしは単なる政権奪回を目指すだけとしか思われるだけです。
 しかも一刻の猶予もならない国難と言うのに。
 その現れが世論調査です。
NHK(6月13日)
・政党支持率
 民主党・・・20・4%(前回17・6%)
 自民党・・・21・1%(22・6%)
 これをどのように読むかは人それぞれですが、民主・自民に対しては是々非々の立場の私から見れば、民主党は頼り無いが政権を持つている以上頑張れの応援のメッセージであり、自民党は党利党略に走らずに最大野党としてもっと現政権の弱いところを補えぬのかの批判的なメッセージと思います。
 自民党は政権打倒の絶好のチャンスを逃がす訳にはいけないでしょうが、議会制民主主義の日本である以上、民主党政権が負けると判っている解散しない以上、次の総選挙を待つしかありません。
 そしてその間の民主党政権の混迷で復興を遅らせたり、経済的な低迷を定着させれば、日本再興の道がまた遠くなります。
 ネット上では私のような中途半端でなくて、自民党支持の人達の自民党批判が増えてきています。
  それにしても何時もの年寄りの愚痴ですが、民主党の玄番さんとの政策調整で自民党の政策を盛り込ませるために頑張っている石破さん、文芸春秋で識者にやる時期首相の投票で一位になった石破さんを排斥しようとする動き、首相経験者を党の公認から外そうと言う提言をした若手にも困ったものです。
 安部さんは前記の投票でも2位、平沼さんが出た後の自民党の精神的支柱となっている安部さんを外すなど、党内も民主党ほどはないとしてもぐらついているような気がするのですが。
私は自民党が党内問題を考えるべきは、民主党があれだけの惨状を呈しているのに、何故自民党の支持率が上がらないのか、彼らの選んだ谷垣さんが次期首相候補として何故何時も下位に甘んじているかの理由を他人の所為にしないで、追求しその対策を考えることだと思います。
 民主党が駄目なら自民党しかない日本はどうなるのでしょう。

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