普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

エネルギー政策が次期国政選挙の争点になるのか

2011-06-29 16:51:20 | 菅内閣
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 昨日の菅さんの民主党両院議員総会での「エネルギー政策をどのような方向に持っていくかは次期国政選挙でも最大の争点になるのではないか。」と言う発言がまた問題になっています。
・菅さんがギリギリまで頑張り、いざとなれば解散に打ってでるのではないか?
・解散・総選挙をちらつかせて、新人議員に脅しをかけているのではないか?
 最近は首相である菅さんの発言をまともに捉える人はいない様で困ったものですね。
 表題に就いては、「原発をめぐる議論が不毛な罵り合いになるのは、推進派と反対派が別の「宗教」で、最初から結論が決まっているからだ」と言う持論を持つ有名ブロガーの池田信夫さんが、原発問題が争点になる筈はないとツイッターで何度も繰り返しています。
 私はも同じ意見ですが、小ブログの特性を活かして敢えてこの問題を取り上げてみました。
 まず私のエネルギー政策の意見を聞いて下さい。
・原発もとって代わる新エネルギーが開発されるまでは原発の運転は認めるべだ。
・今回の福島第一の貴重をな教訓をノウハウを武器として、より安全な原発の海外輸出をするべべきだ。
 その前提条件として、最新技術で武装した設備、運転と保全のノウハウ、特に日本得意の自主的な改善運動、万が一事故を起こした時の対処方法。現地指導とアフターケアなど日本流の細かいサービスの提供。
・現有の原発も上記の考え方と技術をそのまま取り入れる。
 そのための最新の技術を取り入れた安全基準の作成、アップデイトとその実施、既存の物でこれに相当しないものがあればその代替え策を提示させ、それでも経費的に合わぬとして拒否したものは運転停止させる。
・新原発も上記の基準や考え方になど条件が合えば建設を認める。
・その為には、徹底的に福島第一の事故原因とその対策の究明をする。
・新エネルギー設備も、原発以上の金とエネルギーを使って開発し、建設をし、余裕が出来ればその分の原発を停止する。
・当然の話しだが発送電分離、周波数問題、などスマートグリッドなどの全体のシステム化を図る。
 勿論野党などけこの様な提案をすれば、菅さんの言うように次期国政選挙でも最大の争点になるのは間違いないと思いますがこのような事態は起こりそうにはありません。
 私の案は細かい所を除けば、ほぼ正しい案と思いますが、無責任な私の小ブログだから書けることで、政党としては世間の風潮も無視できません。
 だから結局は新エネルギー開発も必要、然し経済や家計に影響を与えないように、前者の開発に応じて、原発を漸減すると言う当たり障りのない対案しかできず、民主党も政権政党としては菅さんの思う程(案外余り細かく考えてないかも知れませんが)の思い切った提案もできず、与野党の案の程度の差の争いとなり、小泉さんのようにイエスかノウかの争いに持ち込むことは出来ないと思います。
 この程度の差では国民やマスコミの間では盛り上がりに欠け、投票結果は今までの民主党政治とかっての自民党またはそれと公明党の政治の比較に終わりそうな気がします。
 そうなれば民主も自民もどちらもどちらとなるかも知れず、民主党ブームの去った今小沢チルドレンの大半が落選となれば、僅差か大差は別として、自民・公明連合軍の勝利ななる可能性は高いと思います。
 だから民主党両院議員総会で菅さんが退場したあと、新人議員の解散反対の発言となり、岡田さんの被災地を置いて選挙などできない発言となり、一部マスコミの言う菅さんの彼らへの解散の脅しの意見も出てくるのでしょう。
 結局は昨日も書きましたし、今日の新聞でも書き立てられているように、孤立した菅さんがどれだけのことが出来るのかと言う不安が残るだけです。
 唯一のかすかな希望は、情けないことですが、松本龍さんの「三月十一日以来、民主、自民、公明も皆嫌い、私と私のチームはただ被災者に寄り添うだけだ」の発言に、官僚達が心を開いて松本さんに協力して呉れることだけです。

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