普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

民主党政権の惨状の要因?

2011-12-26 17:09:05 | 民主党
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・八ツ場ダム建設継続の報道に関して複数のテレビがこの問題に関して民主党のマニフェストの主なものを取り上げて総てに×印をつけていました。
・鳩山さんが岡山市で開かれた同党参院議員の(野田首相が消費税率の引き上げや八ッ場ダムの建設継続などで政策の軌道修正を図っていることを念頭に)「必ずしもマニフェスト(民主党政権公約)通りにことが進まず、心を痛めている。選挙で掲げたことを実現していくのが私たちの役割だ。原点を外れたら、政治家は辞めた方がいい」と述べた。 (産経新聞より)
・これに対して、野田さんは「八ツ場ダム建設継続」は歴代4大臣が予断なく検証した。平成22年参院選マニフェストは、八ツ場を含め予断なく検証するということだった。そういうプロセスをたどっているということだ。と言っています。
・鳩山さんの発言に対してツイッターでは常連の東海由紀子さんから鳩山元首相の発言を批判もせずそのまま流しているのは、マスコミによる新しいネガティブキャンペーンなのかと思うようになってきた QT 野田首相に不満表明=「原点忘れたら政治家辞めよ」−民主・鳩山氏とツイッートされるまでの民主党の惨状です。
[民主党の歴史]
小沢代表時代

・小泉構造改革の否定のため、それまで民主党の方針であった経済成長路線は影を潜める
・子ども手当ての増額、農家への戸別所得補償といった多額の財政出動を伴う政策を打ち出す
・第21回参議院議員通常選挙で与野党の逆転
 マスコミ特にテレビの「赤城さん絆創膏」に象徴される反自民キャンペーン
鳩山代表時代
・第45回衆議院議員総選挙のマニフェストには、前回の参院選で訴えた内容とほぼ変わらぬ政策が盛り込まれた。
・鳩山内閣が正式に発足し、党幹事長に小沢一郎。
・選挙支援と引き換えに予算配分を行う小沢の政治手法などが党内外で問題視
・事業仕分けは好評
・子ども手当などの新たな歳出や、不況による税収落ち込みもああり、22年度予算では過去最大となる44兆円の国債発行
・鳩山さんの「国外、最低でも県外」発言、現行案の辺野古沿岸部案をも受け入れ撤回する事態に発展、沖縄県民の硬化。
鳩山内閣への国民の不信はピークに達し、来る参議院選挙では20議席台に留まるという衝撃的な事前調査も明らかとなる。
・鳩山は事態打開のため、一連の問題の責任を取る形で首相を辞任。
菅政権に引き継ぐ
・「強い経済、強い財政、強い社会保障」を一体的に実現させていく「第三の道」を打ち出し、財政再建と雇用創出を最大の国家的課題とする方針を表明。併せて消費税率見直し議論の提起、経済効果の薄い一部マニフェストの修正に着手するなど、鳩山内閣の政策方針からは大きな転換を図った。発足当初、60%を超える内閣支持率を記録する。
・第22回参議院議員通常選挙で44議席獲得に留まり、参議院で過半数を失うねじれ状態に陥った。 (鳩山さんのときの予測より善戦)
・小沢グループは参院選敗北の責任は選挙前に消費税議論を提起した菅にあるとし、総理退陣や枝野幹事長の更迭を迫る。しかし国民の7割超は菅の続投を支持。 (以上Wikipediaの民主党参照)
[私の意見]
詰まり菅政権の参議院選敗退は首相就任当時から、アドバイザーの説を鵜呑みにする軽い菅さんの責任もありますが、鳩山・小沢の両氏の責任のほうが遥かに大きいと思います。
民主党の惨状の要因
・不完全なマニフェスト堅持しろと内閣の足を引っ張る鳩山・小沢ラインの責任
そして大チョンボをした鳩山・不完全なマニフェストを作った小沢ラインは今でもマニフェスト堅持、消費税反対といって野田さんの足を引っ張っています。
要は東海さんが見捨てたように、そして鳩山さん自身も言っていたのに、国会議員に居座り、彼の発言で民主党の支持率低下に貢献していること。
マスコミから主要政策に就いて総て×印を付けられているのに、今でも小沢さんが自分の作ったばら蒔き政策や、八ツ場ダム工事の停止など不完全なマニフェストにこだわり続けて、とうに死に体の鳩山さんとともに野田内閣の足を引っ張り続けていること。
そして悪い事に鳩山・小沢ラインが民主党で大きな勢力を持っていることが、民主党の惨状の少なくとも一因になっていると思います。
その解決法は宇宙人と言われる鳩山さんは別として、小沢さん自身が反省をすることだと思いますが勿論しないでしょう。
・マスコミ、特にテレヒの責任、そしてそれに踊らされた一部国民の責任
政権党になるかも知れない民主党のマニフェストの批判も碌にせずに、反自民キャンペーンをして国民を煽り立て、今頃に民主党の政策の批判をするマスコミ、特にテレビ。
・自民党の責任
そして国民の政治主導の行政改革要望の増大と、自民党政治に愛想を尽かし始めたことを読み取れなかった当時の麻生さんと自民党が、不完全な政策を持つ民主党政権成立に手を貸したこと。

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