ゴールデンウィークを利用して娘夫婦が孫のいる京都へ出かけるとは聞いていた。ところが昨日、「高野山」にいるとメールが入った。その翌日は姫路の改装なった「白鷺城」にいるとのメールだ。「白鷺城」の写真が添付されていた。
日本３名城の１つ、熊本城もそうだが、まだ見ぬ「白鷺城」は格別のようだ。その美しさと壮大さには写真を見ただけで恐れ入る。
壮年期にある娘たちを若者と呼べば叱られるかもしれないが、私たち夫婦にとってはまだ娘。京都の孫の部屋に泊まり、関西の広い地域を見てまわっているようだ。その行動範囲の広いこと。娘夫婦の活発な若若しい行動には恐れいった。
来る５日には義父の１周忌の〝うちの奥さま”の実家で法要が予定されている。娘のメールでは私たち老人夫婦をその日迎えに来るとある。旅の土産話はその時ゆっくり伺うことにしよう。また、楽しみが一つ増えた。
五月晴れの好い天気が続く。娘夫婦のメールに誘われたわけではないが、旅心が芽生えてくる。過ぎ去った旅の思い出が去来する。退職を記念して家族全員でまわったヨーロッパの旅は素晴らしかった。寄る年波にはもう勝てない。外国旅行は無理だろうが国内の近いところをのんびり、ゆっくりの旅を計画しようかな。
「白鷺城」はどうかな。世界遺産の「熊野古道」にも魅力がある。欲張った旅は無理なようだが、利尻や礼文の島にも行ってみたい。だんだんと夢は広がる。はたして正夢となることだろうか。