毎日が日曜日・でも多忙です!

おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

お見事「雲雀(ひばり)」の急降下

2015-05-13 15:55:09 | 日記

今朝は珍しくし“うちの奥さま”と一緒に散歩した。久しぶりのツーショット、なんだか楽しくなってきた。

熊本の水がめ八景水谷公園を取り巻くようにぐるりとまわる。公園の横は坪井川。きれいな水が流れている。その側に熊本には珍しく、田植え前の綺麗に整備された田んぼが広がっている。麦秋を迎える麦畑もある。その周囲は住宅街。

公園を出て、坪井川の橋を渡ると、田んぼの脇の農道に人のようなものを見つけた。

だが、いつまでたっても動く気配がない。“うちの奥さま”「あれ案山子かな」という。少し廻り道だがそばに行ってみることにした。その途中で「案山子」さんの腰が少し動いた。

奥さまが言う「案山子じゃないよ。人だよ。」と、少しびっくりしたご様子。

「案山子」さんはまたすぐに直立不動の姿勢で空を見上げている。珍しそうにその姿を眺めている私たちに「案山子」さんきづいたのだろう。声をかけられた。大きな元気そうな声だった。空には薄雲がかかっている。

「雲の上に“ひばり”がいます。泣き声が聞こえるでしょう。しばらくすると雲の下に出てきます。それから何度も大きな輪を描くように飛ぶのですが、突然田んぼに急降下するのです。ひばりを見つけたら絶対に目を離してはだめですよ。すぐに見失います。田んぼに降りるのを見たのは今日で13回目です。」

このかたも“毎日が日曜日のご仁だろうか”。毎朝、直立不動の姿勢でひばりを眺めておられるようだ。こんな趣味も素晴らしいと感心しきり。

「揚げ雲雀」とは聞いたことがあるが、実際に見たの初めて。齢80を迎えてから知ることの多いこと多いこと。知らないことが多すぎる。少し恥ずかしくなった。

家に帰って早速“雲雀”を辞書で引いた。

「繁殖形態は卵生。上空を長時間停空飛翔したり、草や石の上などに止まりながら囀る。繁殖期が始まるとオスが囀りながら高く上がって行く「揚げ雲雀」と呼ばれる縄張り宣言の行動は古くから親しまれている。繁殖期にはつがいで生活し、非繁殖期には小さな群れで生活する。」

田んぼに急降下する雲雀を見られた今朝の散歩楽は素晴らしかった。本当に楽しい散歩だった。「案山子」さんまたお会いしましょうね。