気象庁は6日、火山性地震が増加していた箱根山(神奈川、静岡県)に火口周辺警報を出し、噴火警戒レベルを平常を示すレベル1から火口周辺の立ち入りを規制するレベル2に引き上げた。7日も午前7時までに6回の火山性地震が起きており、気象庁は今後、小規模な水蒸気噴火が起きる恐れがあるとしている。年間400万人が訪れる大観光地、その影響は大きい。
阿蘇でも昨年11月からの噴火が今も続いている。過去周辺1㌔以内は立ち入り禁止となっており、周辺では地震が多発している。
日本はまさに火山列島。「火口周辺警報」が出ているのは阿蘇・霧島・諏訪の瀬島・吾妻山・白根山・箱根山・三宅島の7か所。立ち入り禁止となっているのは御嶽山・桜島・霧島・口永良部島・小笠原の西之島、いたるところで活動中の火山を見ることが出来る。
鹿児島の桜島では今年になってから爆発的噴火が505回に達し、噴石の飛散や火砕流発生の恐れがあるとして気象庁は警戒を呼び掛けている。
近年では雲仙普賢岳の大火砕流。御嶽山の噴火では多数の死傷者が出た。台風や地震は怖いが、火山の噴火はもっと恐ろしい。ましてすぐそばに阿蘇を控える熊本ではなおのことだ。
いつ起こるか分からない巨大噴火。過去には1914年の桜島大正噴火、富士山の巨大噴火もある。話を聞くだけでも震えるほどの怖さだ。巨大噴火のもたらす被害は計りしれないものがあるだろう。地震も火山噴火も来なくて欲しい。ただただ願うこととしよう。