【最近すっかり見かけなくなったオシロイバナ。見つけた!】
【●●保育所の横の谷のそばに咲いてました。】
庭や野の花に興味を持ち出して気付いたことがある。
最近、オシロイバナをすっかり見かけなくなったのだ。
子どもの頃はあちらこちらに咲いていて
夕日に花の赤さが映えて、とても綺麗だった。
その花は庭というより川の堤や
溝の近くに咲いていたと記憶している。
花にも流行り廃りがあるが、この花に関しては、どうも違うようだ。
河川工事や溝も整備され、すっかりコンクリートとなったら土、すなわち根っこを伸ばす所が無い。
要するにオシロイバナは近代化の波に
自ら消えていく運命だったのだ。
あの生育旺盛なオシロイバナがだ。
これも、もしかして環境問題?
オシロイバナは女の子の格好の遊び花だった。夕刻、花をたくさん咲かせる。
お母さんの「ご飯ですよ~」まで外遊び。
女の子の頭には髪飾りのようにオシロイバナ。
また、オシロイバナの花を揉んで
液状にして、染色もどきの遊び。
花の時期が終われば
黒い種を潰して取れる白い粉を
おしろいの原料だと信じ込んで、化粧遊び。
夜は花火?
あるサイトで、おしろいばなに関する俳句を見つけた。
おしろいやこの頃路地に子のをらず M.T.さん
少子化そして、路地が消え、連帯感が薄れ
これから日本はどうなって行くのでしょうか?
《オシロイバナ・メモ》です!!
別名は、夕方から開花することが多いので「夕化粧」、
英語では1本の草から異なる花の色が咲くことから
「marvel of Peru(ペルーの驚異)」、
中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、
煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれているそうだ。・ 学名:Mirabilis jalapa L.
・ 科目:おしろいばな科・ 原産:熱帯アメリカ
・ 英名:Four-O'klock・ 開花時期:7月~9月
・ 和名:おしろい花・ 草丈:70~80cm
・ 花言葉:慎重・オシャレ・しめやかな愛情
・メキシコ原産。江戸時代に渡来。(ペルー原産の説もある)
・ラッパ型の花。熟した黒く固い種をつぶすと、蕎麦粉に似た、
白粉(おしろい)のような”白い粉”が出てくる。
名づけ親は江戸時代の博物学者、貝原益軒。
・黒いタネ(実)は、お寺の鐘の形にそっくりだ。
【今宵、酔いながらも、良い勉強になりました。】
『お盆休みもなく、巣立ちした子ども達も帰省しない夜です。』