【今日も暑い、ほんとに暑い。だけど、ハガキには残暑の候。】
先日の記事で作詞家の故:阿久悠さんを取り上げた。
そうなるとやっぱり作曲家も取り上げる必要があるよね。
私の一番お気に入りな作曲家は、筒美京平さん。
今も健在だ。67歳の筈(マスコミに出ないので定かでないが。)
阿久さんにも筒美さんにも共通すること。
①それは、前歴が会社員だったということ。
②デビューはグループサウンズへの歌の提供。
③高度成長期以降の日本に生まれ育っていたら,
この人たちが手がけた歌謡曲には望むと望まざるとに
かかわらず世話になってきているはずだということだ。
違う点は、阿久さんはマスメディアに
よく登場したが、
筒美京平さんは、すべてがベールに
包まれていたことだ。
何と今までの作品の総売上枚数は
7,400万枚を超える。(私も200枚以上持ってる。)
阿久さんの売り上げ枚数をはるかに超えるのだ。
「匿名性をどこまで維持しながら、
音楽活動を行なえるか」をコンセプトに
活動し、露出が極端に少なく、
曲を発表するペースがあまりにも
早かったため、一時期「実在しないのでは?」
「ゴーストライター集団による擬人ペンネームでは?」
といった噂がよく流れ、私もそう思っていた。
その証拠にレコ大を受賞してもテレビには出なかった。
実在すると確証したのは1997年だ。
作家活動30周年を記念して
約2,650曲の作品のなかから
163曲を厳選したコンピレーション・アルバム
「HISTORY」をリリース。
完全限定盤でCDショップに予約したが
手に入らずショックを受けてたところ、
田舎の店にワンセット置いてあった。
「1組仕入れたが高くて売れない。」と店長。
財布のありったけの紙幣を出して手に入れた。
今では、全く入手不可能でレアもの。
その中に何と、本人の顔写真や経歴やら
インビュー記事が封入されていて実在すると
30年経過して、やっと確信したのだった。
バタ臭いのに日本語のノリと少しも矛盾しない
作・編曲に今さらながら感服するばかり。
この人の手によってスターになった歌手は
挙げるときりがない。
ちなみに初ヒットが、ヴィレッジ・シンガーズの「バラ色の雲」。
初ミリオンは、「ブルー・ライト・ヨコハマ」。
「また逢う日まで」・「17才」・「よろしく哀愁」
「ロマンス」・「真夏の出来事」・「魅せられて」
「木綿のハンカチーフ」・「スニーカーぶるーす」
「人魚」・「やめないで、PURE」Kinki Kidsも
彼の手によるもの。
【個人的には、斉藤由貴さんの「卒業」が一番好き。涙が出る。】
これからもお元気で、勇気をあたえてくれる歌を
たくさん作ってくださいね。
【売れない作曲家の私は今年1曲も作ってません。<僻み>】
今年7月に『the popular music ~筒美京平トリビュート~』発売。
作曲家のトリビュート・アルバムとしては、日本初である。
これを見ても、偉大な皆に愛される作曲家だと分かる。
【ちなみに、テレビアニメの「サザエさん」も彼の作編曲である。】
《話は全く変わります。自己チュー日記の特徴だ!》
※今日、8月15日。仕事をお休みさせていただいた。(特別休暇)
一日だけ帰省した娘は仕事(レポート)を仕上げメールで東京へ
送り、職場のある街へ帰った。明日からまた研究員としての日々。
【近くのJR駅ではなく、南海「林間田園都市駅」迄送って別れた。】
《しかし、長男とは全く音信不通。SEって徹夜の連続みたいだ。》