今回は東海地方からの遠征を前提に、交通手段に関して説明しましょう。
【飛行機は直行便か新千歳便か】
東海地方から道東までの移動手段として、基本となるのは飛行機。ところが東海地方から道東の各空港までの直行便はANA女満別便のみ、しかも1日1往復しかありません。
中部(セントレア) 12:50→14:45 女満別
中部(セントレア) 17:25←15:20 女満別 (2016年9月の場合)
女満別空港に着いて釣り場へ移動するともう夕暮れ。これでは初日を棒に振ってしまいます。他空港へは新千歳や羽田を経由する乗り換え便が設定されているケースもあるのですが、そうなるとどれも半日がかりの行程となってしまい、やはり初日を捨てざるを得ません。
そこでお薦めしたいもう一つの案が、新千歳空港からのレンタカー移動。ANAを例に取ると
始発便 中部(セントレア)08:10→09:50 新千歳
最終便 中部(セントレア)19:05→20:45 新千歳 (2016年9月の場合)
等を使います。始発便を使えばレンタカー手続き等を入れても15時頃にはアメマスの聖地白糠エリアで釣りができます。最終便を使えば仕事を終えた足で飛び、翌日朝マヅメに余裕で間に合います。私達が選ぶのはいつも最終便プランです。
【道内の移動はレンタカー】
釣り場移動を伴う旅でもあるし、道内での移動はレンタカーを利用することになります。どの飛行場にもレンタカー会社の事務所がありますし、事前予約しておけば(現場での当日申込は不可能な場合が多いので注意)スムーズに使えるはずです。なお釣り道具を含めた旅の荷物はけっけう嵩張るので、それが乗る車種を選びましょう。4人で行くならばミニバンやステーションワゴン1台では、収納スペースが不足する可能性が高くなります。ヴィッツやフィットクラスでもいいからハッチバック車を2台借りて分乗した方が荷物が乗るし、実はレンタカー代も安上がりなことが多いんですよ。
【距離はあってもドライブは楽ちん】
九州と四国を足した分よりまだ広いのが北海道。釣り場間の距離は100kmなんてことも珍しくありません。ただし市街地を除けば交通量が極めて少なく、信号すらろくにない土地柄なので、ドライブはスムーズにできます。車窓の美景を眺めていれば、移動時間はさして苦にならないはず。最近は道東自動車道が延伸し、新千歳〜帯広〜釧路間はよりスピーディになりました。
<都市・空港間の自動車による所要時間>
新千歳空港→帯広 2:40
新千歳空港→白糠 3:46
新千歳空港→釧路 4:21
新千歳空港→阿寒湖畔 4:16
女満別空港→ウトロ 2:01
女満別空港→阿寒湖畔 1:14
女満別空港→釧路 2:34
女満別空港→標津 2:11
釧路→白糠 0:44
釧路→阿寒湖畔 1:33
釧路→帯広 2:13
釧路→標津 2:10
釧路→羅臼 3:10 (すべて「北の道ナビ」より)
上記の所要時間はあくまでも目安ですが、冬場でもないかぎり、ほとんどのドライバーはこれよりも短い時間で移動できると思います。ただし国道は取り締まりも多いので注意すること。あとシカの飛び出しにはくれぐれも注意!!!
【時間に余裕があればフェリーもお薦め】
時間に余裕のある方ならば、フェリー利用も考えてはいかが?クルマと荷物をまるごと運べ、しかも船旅の楽しさを満喫できますよ。名古屋港から乗れる太平洋フェリー(名古屋港 19:00→翌々日11:00 苫小牧港)、敦賀港から乗れる新日本海フェリー(敦賀港 1:00→当日20:30 苫小牧東港)がありますが、敦賀まで移動してでも新日本海フェリーを使ったほうが早いし、揺れる可能性も低くなります。なお苫小牧東港から釧路までは4:37(北の道ナビ)です。
【ガイドを利用するという王道にして裏技】
北海道には多くのフィッシングガイドがいます。ガイドは普通、飛行場や宿泊施設への送迎を行ってくれるし、移動もガイドのクルマに乗っていればいいので楽ちん。ガイド料は安くはありませんが、レンタカー代は節約できるという利点も。またキャンピングカーでの宿泊に対応してくれたり、宿やレストランの紹介、レイクや海での船の手配をしてくれるガイドもいます。特に初釣行の方は利用を検討してはいかがでしょう。数日はガイド利用、数日はレンタカーを借りて、という組み合わせも可能です。
*次回こそはお楽しみの「食」「温泉」等の話題!
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