このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今年度はいつになくたくさんの新卒職員が入職している。
そこに中途採用の職員、さらには産休が明けて戻ってきた職員たちが加わって、どの事業所も一様に賑やかな春を迎えている。
会社を経営していて嬉しいのは、産休の職員が退職することなく、普通に戻ってきてくれることだ。
それから、お預かりしている若い職員たちの、人生の節目にはからずも立ち会うこと。
数年前、こんなことがあった。
成人を迎えた職員へは赤のし袋を手渡すことにしているのだが、ある職員へそれを差し出したところ、私は成人式には出ないので、と後ずさりされた。
僕は言った、式に出なくたって、成人だもの、めでたいことじゃない。かく言う理事長(僕)もね、成人式には出なかった。スーツも買わなかった。きみの気持ちはわかる。30歳になった時、よくなっていればいいさ、この会社にいてね。
彼女はにっこり笑った。
言ったからにはそれを叶える責任が僕にはある。
ちょっと楽しい責任だが。