99・9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話 (光文社新書) 価格:¥ 882(税込) 発売日:2013-08-09 |
先日、口のまわりが、赤くただれて汁がでている患者さんを診ました。皮膚科の先生に診ていただいたそうですが、黄色ブドウ球菌の感染と診断され、抗生剤とビタミン剤が出て、担当医の言われるとおりに治療しましたが治りません。その先生はお手上げになり、他の皮膚科を何軒かまわりましたが、一向に良くなりません。
そして、私の出番です。
今の医学は、「黄色ブドウ球菌」の感染で起きた病気だから、その菌を除菌すれば治る。と言う理屈です。でも、そうなんでしょうか?その菌が居るから病気になるのでしょうか? その点を明快に書かれている本が上記の本なんです。(神戸大学医学部の教授で、感染症のプロなんです)
私は、その菌が減っても皮膚を再生する力と免疫力が低下しているからだと考え、漢方薬をお出ししました。
結果。4日で治りました。半年以上も悩んで苦しんでいた皮膚病がです・・・。
病気の治療は、応急手当的な治療が多いです。これでは、次から次へと新しい病気が出てくるだけです。あくまでも、身体は食べ物で作られていて、薬は自然治癒力を手助けする物です。
病気の本当の原因を見つけ出し、改善しませんと、いつまでたっても一時しのぎの応急手当的な治療になってしまう事に気づかせてくれました良い症例に思いました。