妹からのストーレートな質問、「お兄ちゃんは貧乏なの?」。妹は笑っていなかった(涙)。昼ご飯をご馳走した後だったからきっと妹は、「無理しているのでないかなあ、兄ちゃんぶっているのではないかなあ」などど心配しながらトンカツ屋さんで箸を動かしていたのだろう。思い出してみると、「これがおすすめ、美味しいぞ」なんてランチサービスメニューをすすめ、自分はその店で一番安いランチにしていた。食後150円の珈琲もつけずに。そうか、「もうお腹いっぱいだからこれ食べて」と波風氏の前に茶碗蒸し押し出したのはそういう気持ちだったか。
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どうしてそんなこと聞くのかと訊ねたら、少し間があって「波風家は貧乏だってブログに時々書いているでしょ」とあり、少し笑った後、真面目な顔でこんなことを話した。
食べていくには今のところ困らない、贅沢しなければね。しかし、隣の国が戦争し始めたら我が国も対抗しなければみたいな馬鹿も出てきたり、何かの拍子に事件に巻き込まれたり病気になることもある、蓄えも無いわけでないがそれだって貨幣価値を一気に変えられたりして狡い方々に上手に持って行かれることもある、安心感は全く無いね。
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元先生だから、教え子や保護者から「波風先生のところお金が無くて大変らしいよ」と心配させるのは忍びない。ではお金持ちかというとそんなことは全くない(笑)。年金暮らしというのは、決して増えず一方的に減り続ける貯金通帳に怯えながら暮らすことを実感中(会計は同居開始以来ママヨさんが担当し、波風氏はほぼ関知したことがない)。
ブログで『貧乏』を標榜しているのは素敵だからだ(笑)。無いならないなりに工夫し、ママヨさんの教え「売っているものは作れる」に従って暮らすことは理想。弱い人、貧乏な人の立場を思い公平に接することは波風夫妻の育ち方に根ざしていて・・・・・(書きはじめたら興奮してきて長くなってきたので次回に続かせることにします)
画像は義父が残した鉞。赤錆を落として研ぎ、持ち手に胡桃オイル塗る。使い道浮かばないが、開拓の精神を捨てたり汚れたままに放置するのは嫌だ 業者さんに畳の表替え、穴あき壁の補修してもらう。このとても嬉しかった話はブログで書いておきたい。業者作業中に、車の清掃・ワックスがけ3時間、こんなに徹底的に愛でたのは人生初 マンガ『ゴールデンカムイ』全31巻買い読み始める。