トラットリア ア・ターヴォラ(イタリア料理/逗子)
2009 11/1 Sun.
*ディナーコース@秋バージョンをリピート
11月のグルメネタ、どんどんいきます!
1.5ヶ月ぶりの訪問です。なんだかんだで隔月リピートしているご近所イタリアン。
おすすめアラカルトも魅力的だけど、私は断然パスタ料理が2種楽しめる3,800円のコースが気に入っています。
お腹がいっぱいになって、リーズナブル(余裕でワインがオーダーできます)!
訪問の間隔が2ヶ月あれば、迷わずリピートしています。
というわけで、メインとデザート以外は前回の記事とかぶるのですが、
前菜
秋茄子のブイヨン煮。お頭付きの海老が添えられています。ソースはジェノヴェーゼ。
グラススプマンテ(700円)
長らく定番だった
Valli Brut NV(ヴァッリ・ブリュット)から
Tosti Pinot Grigio(トスティ ピノ・グリージョ)に替わっていました。
■Tosti Pinot Grigio
トスティ ピノ・グリージョ
トスティ社は、バローロ、バルバレスコの産地として知られるピエモンテ州で1820年からワインを造り続けている名門。葡萄品種と最新の醸造技術により生み出されるバランスの良さには定評があり、イタリアでの規模と実績により世界的な人気と信頼を得ています。
グリーンがかった薄い麦わら色。完熟したトロピカルフルーツ、ほのかにナッツや小麦のような香ばしい香り。フルーティな果実味と程よい酸味。食前酒に最適な爽やか系です。
産地:ピエモンテ/イタリア
生産者:トスティ
品種:ピノ・グリージョ100%
サービスでいただいたオリーブは、色の濃い小粒の2コが国産のもの。大粒のイタリア産と比べると味はかなりマイルドで、私が知っているオリーブとは全くの「別モノ」という印象でした。
パスタその1(タリオリーニ)
様々な茸がいっぱい。ソースには茸のペーストがたっぷり入っています。
パスタその2(リゾーニ)
野菜のリゾット…ではなく、これ米粒型のパスタなのです。
ツルンとした面白い食感。
グラスでいただいた白ワイン(700円)
Mezzacorona Pinot Grigio Riserva
メッツァコロナ ピノ・グリージョ レゼルヴァ
メッツアコロナ@トレンティーノ州(イタリア)の協同組合のワイン。輝くばかりの麦わら色。ものすごく濃くて野生的な白ワインです。熟した白桃やパイナップルを思わせる甘く華やかなアロマに、わずかなスパイスの香り。口当たりはあくまでもマイルドながら、程よい酸味とボリューム感があり、余韻も十分に楽しめます。
産地:トレンティーノアルトアディジェ/イタリア
生産者:メッツアコロナ
品種:ピノ・グリージョ100%
メイン料理
お肉(鴨胸肉のロースト)を選択。ソースはハチミツとホースラディッシュ。
グラスでいただいた赤ワイン(650円)
2009年3月の訪問の際にもいただいたことがある、微発泡の飲みやすい赤ワインです。
Fortesi Bonarda vivace
フォルテージ ボナルダ ヴィヴァーチェ D.O.C. ROSSO
フォルテージはオルトレポー地方の小さなカンティーナ。昔ながらの古い品種、絶滅寸前の希少な品種を残していくため尽力している貴重な生産者でもあります。地元の人はもちろん、オルトレポー周辺の人々やミラネーゼ(ミラノ市民)に愛されているテーブルワインです。
葡萄本来の持ち味をダイレクトに感じさせるナチュラルなテイストで、とにかく飲みやすい。夏には少し冷やして飲んでも美味しそう。
産地:オルトレポー/イタリア
生産者:フォルテージ
品種:ボナルダ(クロアティーナ種)100%
微発泡
チーズ(+700円)
2種を盛り合せにしていただきました。
デザート
イタリアンプリンとフランボアーズのシャーベット。
コーヒー
食後酒(650円)
エスプレッソをいただいた後、例によって食後酒を追加。
前回もいただいたシチリアのデザートワインをリピートしました。
Passito di Pantelleria 2008 Pellegrino
パッシート・ディ・パンテッレリア
ペッレグリーノ
シチリア島北西部のはずれにある、パンテッレリアで造られる甘口の白ワイン。月末に収穫した葡萄をパッシート(陰干し)して醸造、瓶内で4ヶ月間寝かせた後にリリースされます。琥珀色、あめ色がかった色あい、ドライイチジクやあんず、蜜蜂のような香り。食後酒として心地良い味わいが楽しめます。
産地:パンテッレリア(シチリア)/イタリア
品種:ズィビッボ(モスカート・ディ・アレッサンドリア)100%
前回の訪問時、サービスでいただいた(メニューに加えようか検討中だった)「試供品」。マルサラのスーペリオーレだったのね。
シチリア西部に位置するマルサラはアラブ語で「神の港」という意味。1773年にイギリス商人ジョーン・ウッドハウスが、この地で「輸出に耐えるワインを」とマデイラやシェリーを真似て造ったのが始まりと言われているそうです。日本では「マルサラ酒」という通称のため、リキュールだと思っている人が多いらしいですが、最低2年間オーク樽で熟成されるれっきとしたワインです。発酵後にブランデーを添加した酒精強化ワインで、ドルチェとつくものは甘口、セッコとつくものは辛口となります。
Marsala Superiore Garibaldi Dolce
マルサラ スーペリオーレ ガリバルディ ドルチェ
葡萄栽培のエキスパート、ペッレグリーノ社は、土着品種を中心にコストパフォーマンスの高いデイリーワインを生産しています。所有する畑はシチリアの広いエリアに点在し、それぞれ恵まれたミクロクリマを持っています。
年間生産量は400万本!のうち半分がマルサラ酒とか。
産地:マルサラ(シチリア)/イタリア
生産者:カルロ・ペッレグリーノ
品種:グリッロ90%、カタラット10%
ディナーコースにチーズを追加、ワインをグラスで4杯いただき支払いは7,400円。
お料理はもちろん、毎回グラスでいただけるワインが充実しているのも、こちらを訪れる楽しみとなっています。
■トラットリア ア・ターヴォラ
□11:30~14:30(L.O)
17:30~21:30(L.O)
□水曜定休
□逗子市逗子2-6-22
晴綾館1F
□046-871-0150
※前回のトラットリア ア・ターヴォラは
こちら