おがわけんカフェ(洋食、カフェ/新橋)
閉店しました
2009 11/2 Mon.
*新橋駅前で気軽に老舗の味が楽しめます!
週末じゃないけれど、お休み前なのでどこかで軽く夕食をと思い立ち、帰宅ウォーキングエリア内で適当なお店はないものかと思案の結果、新橋駅から至近の此方へ初訪問となりました。
前からずっと食べてみたいと思っていたオムライスをいただくことに。
オープンキッチン
料理人の仕事ぶりがテーブルからもよく見えます。
店内風景
時刻は18:25、何と客は私1人でした。。。
オーダーを取りに来たシブいおじさま(老舗っぽくていいですなぁ)に撮影の許可をいただき、店内の写真を撮りました。
ご覧の通り、名だたる老舗洋食屋の系列店とは思えないようなライトな造り。
サラリーマン天国、新橋駅前という立地もあり、ぶっちゃけそこらへんのこぎれいな喫茶店と大差ない雰囲気です。
ま、逆に言えば、会社帰りに1人で「サクッと」食べてすぐに電車に乗れるので、それなりにありがたいお店でもありますが。
オムライス(1,400円)
紙みたいに薄くのばした卵焼きで包んだライスが今にもはち切れそうな、、なんてものは論外だけど、最近流行り?の、ほとんど白身が生に近い半熟状態のオムレツをライスの上に乗っけた「オムレツライス」は、私にとって邪道以外の何ものでもありません。
デミグラスソースをかけるなんてもってのほか!
私にとっての正統派オムライスとは、
1.黄身と白身を完全に混ぜた卵を3個使う、2.中はケチャップライス(具は玉ねぎとチキンをごく少量のみ)、3.キレイな楕円形である、4.表面をつつくと「ふるふる」のオムレツで完全にライスを包み込んである、5.かけるのはトマトケチャップ、という5ヶ条をクリアしたものです。
これが意外と難しく、美味しいオムライスに出合うことはあっても、↑の条件からかけ離れたものであったり、また全てクリアしていたとしても、思わず唸るほど美味しいものにお目にかかれることは滅多にありません。
そんな私が「いつかは食べてみたい!」と思っていたのが
小川軒 のオムライスでした。
巷の噂を耳にした限りでは、なんだか私の理想とする「正統派」に限りなく近いと感じたからであります。
で、これが!
まさしく「ドンピシャ!」でした――
素晴らしいっっ!!
中身のチキンライスを包み込むオム皮の適度な厚さと、まさに「ふるふる」の弾力。
卵を溶く→オムレツを作る→ライスを包む、の工程にどれほどの職人技が必要なことか。
ひと口食べるごとに思い馳せては感動にむせびました。
なんたって卵料理は火加減が命。
オーダーのたび同じ状態のものを出せるようになるまで、どれだけ卵を焼いたことでしょう。
1,400円が高いとか言っているそこの人! あなた、自分でこれと同じものが作れますか?
ああ、久々に料理で感動したわ~。
ちなみに「ちょい邪道系」で目下一番のお気に入りは、
洋食や シェ・ノブ@浜松町の海老入りオムライス。
すっかり気を良くして、ついついデザートなんか頼んじゃった。。。
カスタードプリン(350円)、コーヒー(650円)を追加。
プリンはバニラビーンズたっぷりの濃厚な甘さ。
ココットに入っていたのが(カラメルが底)残念。
老舗の洋食屋のデザートでプリン―とくれば、型から出されてカラメルが上からかかっていないと!
コーヒーは意外にもかなり香り高くて美味。
それにしても、オムライスの付け合わせがらっきょと福神漬けって面白い。
というわけで、支払いは2,400円でした。
■OGAWAKEN Cafe
□10:00~20:00
□日曜・祝日定休
□港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1F
□03-3289-1300