電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

手帳とスピーチ

2005年04月17日 10時57分20秒 | 手帳文具書斎
子どもが学校へ行っているとき、色々なPTA会長さんの挨拶を聞いた。挨拶の中身は型どおりのものが多いのだが、興味深かったのはその原稿の持ち方だ。一番多いのは、A4の用紙に印刷して、三つ折にして背広の内ポケットにしのばせるやり方。昔風に巻紙に書いて読む、なんてのはほとんど見なくなった。原稿なしで見事な挨拶をされる方もいたが、政治家とか学校の先生が多く、日常的に話をする機会が多いからだろう。印象的だったのは、壇上でバイブルサイズのシステム手帳をぱっと開き、片手に持ったままスピーチした方。教会の牧師さんの説教のようだった。これが小さなポケット型の手帳だと、まったくさまにならない。話も短く簡明な内容で、他人事ながらカッコいいなぁ、と感じた。たぶん、子どもたちも同じようなことを感じたのではないだろうか。それとも、こうした場面でシステム手帳を見ながらスピーチするというのは、礼を失することなのだろうか?
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