通勤の途中、フランクとショスタコーヴィチの「ピアノ五重奏曲」を聴いている。フランクのほうは、ヘ短調の三楽章構成の曲で、冒頭の弦の強奏がパイプオルガンの圧倒的な響きを思わせるものだ。フランクはピアノと弦の室内楽作品の中に、パイプオルガンの響きのイメージを持って作曲したのだろうか。
一方、ショスタコーヴィチの作品57は、ショスタコーヴィチの作品にしては晦渋さが少ない作品だ。私はあまりよいショスタコーヴィチの室内楽の聞き手ではないけれど、この曲とか、チェロソナタなどは親しめる。
エヴァ・ベルナートヴァー(Pf)、ヤナーチェク四重奏団の演奏、フランクの曲は1962年、スプラフォンのドモヴィナ・スタジオ、ショスタコーヴィチのほうは、1960年、プラハの芸術家の家でのアナログ録音である。音質は60年代初頭の直接音を重視した硬質なもので、現代のホールの響きをふんだんに取り入れた録音と比較するとずいぶん隔たりを感じるが、曲想にはマッチしている面がある。(コロムビアの25CO-2316)
一方、ショスタコーヴィチの作品57は、ショスタコーヴィチの作品にしては晦渋さが少ない作品だ。私はあまりよいショスタコーヴィチの室内楽の聞き手ではないけれど、この曲とか、チェロソナタなどは親しめる。
エヴァ・ベルナートヴァー(Pf)、ヤナーチェク四重奏団の演奏、フランクの曲は1962年、スプラフォンのドモヴィナ・スタジオ、ショスタコーヴィチのほうは、1960年、プラハの芸術家の家でのアナログ録音である。音質は60年代初頭の直接音を重視した硬質なもので、現代のホールの響きをふんだんに取り入れた録音と比較するとずいぶん隔たりを感じるが、曲想にはマッチしている面がある。(コロムビアの25CO-2316)