電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

昔のボールペンと今のボールペン

2009年01月15日 06時12分13秒 | 手帳文具書斎
事務用ボールペンがまだ発展途上の頃、透明軸でインクの残りが見えるタイプが流行りました。「見える、見える」型のボールペンです。油性で書き味の重さもあり、しばらく使うと指が痛くなるのが欠点で、ボールペンだこができてしまうものでした。当方、ボールペンの持ちにくさを改善しようと、学生時代から、シリコン・ゴム管を3~4cmの長さに切り、ボールペンの軸の先の方にかぶせてソフトに握れるようにし、その書きやすさに一人で悦に入っておりました。ただし、欠点もあり、キャップができません。したがって、デスク専用として使っておりましたが、持ち歩くのはペンケースに入れた万年筆とシャープペンシルが中心でしたので、特に支障はありませんでした。

ところが、現在まわりを見渡してみると、透明軸の鉛筆タイプのボールペンが一本もありません。見事に JetStream と PowerTank ばかりになっております。使いきって捨てたものがほとんどとはいえ、全く見事なほどです。



不思議に思ったこともあります。これほど握りにゴムが付いたボールペンばかりになると、逆にペンケースに入れるときや、システム手帳のペンホルダーには挿しにくいものです。安ボールペンはペンケースに入れて持ち運ぶものではない、と言われてしまえばそれまでですが。JetStream の少し高級タイプ、ペンケースに入れて運ぶような、書き味ばかりではなくデザイン的にも愛着の持てるようなものを、出してもらえないものでしょうか、三菱さん。
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