電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

懐かしのレコードカタログ~CBSーSONYベストクラシック100選~その2

2010年11月17日 06時05分04秒 | クラシック音楽
懐かしのレコードカタログ~CBSーSONYベストクラシック100選~その2です。トップの写真は、裏表紙です。LPの値段は1枚2,000円となっていますが、「音のカタログ」が二枚に増えていますので、時期的にはシリーズのスタート直後ではないはず。残念ながら、カタログには時期を推定できるものが明記されておりません。前回に続き、まずは管弦楽曲から。



左右見開きに、セル「ニーベルングの指環ハイライト」とオーマンディ「アルルの女・カルメン・ペールギュント」を配置し、下段左にオーマンディの「ヨハン・シュトラウス名曲集」、セル「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、カザルス「管弦楽組曲第2&3番」「ブランデンブルグ協奏曲第3~5番」、下段右にはバーンスタインの「パリのアメリカ人」「グランド・キャニオン」「オペラ序曲集」「ピーターと狼」などが並びます。

次のページからは、管弦楽曲の続きとピアノ協奏曲となります。



左上段には、一世を風靡したブーレーズの「春の祭典」、左下段にはバーンスタインの「ペトルーシュカ」、ブーレーズの「火の鳥」、セルの「ハーリ・ヤーノシュ&キージェ中尉」、バーンスタイン「ドン・キホーテ」。
右上段はゼルキン&バーンスタインでベートーヴェンの「皇帝」、下段にはモーツァルトの「戴冠式&第27番」をカザドシュ&セルで、という別格の扱い。

そして次のページも協奏曲で、



左ページはピアノ協奏曲、右ページはヴァイオリン協奏曲という構成。左上段にネルソン・フレーアのピアノでケンペ指揮の「チャイコフスキー&グリーグ」、左下段はグレン・グールド&バーンスタイン「ベートーヴェン4番」、リリー・クラウス「モーツァルト第20番&24番」、ゼルキン&セル「ブラームス第2番」、ギレリス&オーマンディ「ショパン第1番」。右側にスターン&オーマンディ「メンデルスゾーン&チャイコフスキー」、左側にはオイストラフ&オーマンディ「メンデルスゾーン&チャイコフスキー」、フランチェスカッティ&オーマンディ「スペイン交響曲」の三枚です。

次のページもヴァイオリン協奏曲で、



上段にスターン&バーンスタインによるベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」、下段にはスターン&セルによる「モーツァルト第3番&第5番」、スターン&オーマンディのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」、フランチェスカッティ&ミトロプーロスのサン・サーンス「第3番」。
右ページからは室内楽となり、上段にランパル&スターンらによるモーツァルトの「フルート四重奏曲全集」、下段にはジュリアードQによるモーツァルト「狩&不協和音」、ブダペストQによるベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第15番」、スターン・トリオ「大公」と本シリーズのロゴが並びます。

次のページは、室内楽と器楽曲で、ピアノ曲だけが並びます。



左上段にはフランチェスカッティとカザドシュの「スプリング&クロイツェル」、左下段にはゼルキンらによるシューベルトの「鱒」、ゼルキンとブダペストQによるブラームス「ピアノ五重奏曲」、ジュリアードQ「アメリカ&わが生涯より」「ドビュッシー&ラヴェルの弦楽四重奏曲」。
右上段にはゼルキンのベートーヴェン「三大ソナタ」、下段にはグールドの「インヴェンションとシンフォニア」「イタリア協奏曲」、リリー・クラウス「トルコ行進曲つき」、ブライロフスキー「ショパン名曲集」となっています。

そして最後は器楽曲と声楽曲で、左ページにはピアノ曲とオルガン曲、右ページにはギター曲と声楽曲という構成です。



左上段は、「ホロヴィッツ・オン・TV」、下段にはホロヴィッツの「クライスレリアーナ」、ワッツ「ラ・カンパネラ」、アントルモン「エリーゼのために」、パワー・ビッグス「トッカータとフーガ」が配置されます。そして右上段にジョン・ウィリアムスのギター曲集が2枚、「アランフェス協奏曲」と「ギター名曲集」、右下段にはハンス・ホッターの「冬の旅」、バーンスタインの「メサイア」、モーマン合唱団「フォスター・アルバム」、ドン・コサック合唱団「ロシア民謡集」です。

個人的に印象深いのは、コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」とプロコフィエフ「キージェ中尉」を収めたもの、それからアイザック・スターンの独奏でモーツァルトの第3番と5番のヴァイオリン協奏曲の録音、いずれもセル&クリーヴランド管のレコードと、フランチェスカッティとカザドシュの「スプリング・ソナタ」、そしてホロヴィッツの唖然とするような「クライスレリアーナ」あたりでしょうか。これらは、実によく聴きました。今も大好きな演奏です。
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