電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

バーンスタインのマーラー~「交響曲第3番」がパブリック・ドメインに

2013年03月24日 06時01分38秒 | -オーケストラ
私がマーラーの音楽を意識するようになったのは、おそらく1960~70年頃に、バーンスタインとニューヨーク・フィルによる交響曲の録音が次々と発表されていたことがきっかけだと思います。交響曲第7番「夜の歌」にギターだかマンドリンだかが加わっているとか、交響曲第3番の、LP二枚組をたっぷり使う長大さとか、とにかく度外れて規模も大きな音楽を聴いてみたいと、当時から念願しておりました。その後、様々なマーラーの演奏に接し、クーベリックやノイマン、インバル、セルなど、CDの長時間収録を生かしたタイトルを集めて楽しみました。

それが、今やバーンスタインによるマーラーの交響曲が徐々にパブリック・ドメインになりつつあります。レリ・グリストの可憐なソプラノ・ソロが美しい第4番に続き、このたび第3番が公共の財産として公開されました(*1)。バーンスタインのマーラー、しかも第3番がパブリック・ドメインに!驚くべき時代に入ってしまったものです。もっとも、団塊の世代の周辺にとっては驚くべきことでも、ずっと若い世代にとってはそれほどの「事件」ではないのかもしれませんが。

マーラーの交響曲第3番については、すでに記事(*2)にしておりますが、公開されたバーンスタインの1961年の録音を、PCオーディオで聴いております。あいにく、mp3 形式のファイルは車のカーステレオで聴けないのが残念ですが、CD交換なしで全曲を通して聴くことができ、その点では便利でありがたいものです。

(*1):マーラー:交響曲第3番ニ短調~クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~リスニングルーム
(*2):マーラー「交響曲第3番」を聴く~「電網郊外散歩道」2012年9月

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