講談社のブルーバックスで、紙の博物館編『紙のなんでも小事典』を読みました。香月美夜『本好きの下剋上』に刺激されて紙の作り方に興味を持ち、たまたま見つけたものを図書館から借りてきたのでしたが、意外にすんなりと読めました。「パピルスからステンレス紙まで」という副題のとおり、洋紙、和紙、その他いろいろな紙についての薀蓄を読みやすくまとめたものです。構成は次のとおり。
とくに興味深かったのは、製紙法の歴史や和紙の特徴などでした。オフセット印刷には向かないらしい和紙も、レーザープリンタやインクジェット・プリンタでは使えるのだそうで、それは面白そうです。一句うかんだら毛筆でサラサラと、というような才能はありませんが、なんでもコピー用紙ばかりでは味気ないですので、和紙、クラフト紙、ケント紙、アート紙、その他いろいろな紙を工夫して使ってみたいものです。
第1章 「紙頼み」現代社会――ますます必要になる紙
第2章 「漉き」こそ紙の上手なれ――伝統的な製紙法
第3章 「紙技」を機械技へ――近代的な製紙法
第4章 紙は世につれ国につれ――紙の歴史
第5章 源紙物語――すばらしい和紙
第6章 紙をも恐れぬ使い道――意外な紙製品
第7章 紙ならぬ身――意外な素材の「紙」
第8章 捨てる紙あれば拾う紙あり――紙のリサイクル
とくに興味深かったのは、製紙法の歴史や和紙の特徴などでした。オフセット印刷には向かないらしい和紙も、レーザープリンタやインクジェット・プリンタでは使えるのだそうで、それは面白そうです。一句うかんだら毛筆でサラサラと、というような才能はありませんが、なんでもコピー用紙ばかりでは味気ないですので、和紙、クラフト紙、ケント紙、アート紙、その他いろいろな紙を工夫して使ってみたいものです。