電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

大雪と停電の報道に

2022年12月23日 06時00分06秒 | 季節と行事
例年であれば12月上旬に少し雪が降り、何度か融けてはまた降りを繰り返して本格的な雪景色、根雪となるのですが、今年はいきなりどーんと降り積もってしまい、昨日の雨でだいぶ融けたとは言うものの、このまま根雪になりそうな気配です。そういえば、北陸地方の自動車の立ち往生のニュースや、県内の停電のニュースなどを見聞きし、当事者となってしまった皆様の不便を想像して、同情してしまいました。

考えてみれば、真冬の寒さの中でなかなか停電が回復しないというのは大変な事態です。オール電化の家では全機能がストップしてしまうでしょう。当地では東日本大震災の際の経験もあり、電気を使わない、クラシックな石油ストーブを残している家が多いようです。やかんでお湯を沸かし、湯たんぽに入れて暖を取ることで、なんとか寝られるとはいうものの、さぞや心細いことでしょう。

立ち往生した車の中で過ごす人は、さらに大変です。若い頃、庄内地方で何度か猛烈な地吹雪を経験しましたが、とにかく前車の後についてゆっくり前に進み、なんとか地吹雪地帯を通り抜け市街地に入ったときには、実際に命拾いしたと感じたものでした。激しい地吹雪のときは、30分で車の腹の下は雪に埋もれてしまいます。それを掻き出して排気ガスの通り道を確保しておかないと、ガス中毒で意識を失ってしまいます。私が通り抜けた後、同じ場所で地吹雪で立ち往生した車のドライバーが一酸化炭素中毒で亡くなったとの報道に、わずか30分か1時間の差でしかなかったこと、単に運が良かっただけだと感じたことでした。亡くなった方は、車にスコップを積んでいたのだろうか、防寒着や防寒靴の備えは充分だったのだろうか、途中に逃げ込むことができる民家はなかったのだろうか、などとどうしても考えてしまいます。

さて、今日から週末にかけて、大雪、大荒れの予報ですが、各地の被害が最小限にとどまりますように祈りながら、遅れてしまっている雪囲いの残りを済ませる予定です。給湯機まわりの雪囲いは終わり、地下水の井戸ポンプも一昨日の気温で凍結も解消されたので作業小屋の方の止水栓を閉めました。除雪機のバッテリーも快調、雪かき道具も並べて準備オーケー。あとは作業小屋の最後の戸締まりを残すだけです。

(写真は、先日の雪降りの朝のものです。)

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