電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

大雪の中、亡母の四十九日法要と納骨を済ませた

2022年12月25日 06時00分24秒 | 季節と行事
当地では、亡くなった方の四十九日法要が本来ならば年明けの1月であっても、法要は年内に済ませてしまうならわしとなっています。これはおそらく雪国の事情で、1月の大雪の中で納骨に難儀するよりも、まだ積雪の少ない12月のうちに済ませてしまうほうが良いという判断なのでしょう。先月、亡くなった母の四十九日も、本来は1月なのですが、習わし通りに12月中に終えるべく24日に予定しておりました。

ところが、思いがけないクリスマス寒波の大雪に見舞われ、前日から自宅の除雪の他に寺の雪かきもしなければいけないハメに。当日は早起きして除雪機を動かし、自宅敷地内と向こう三軒両隣の歩行者用路側帯を機械除雪、その後に寺に移動し、山門から本堂までと墓所までの通路を人力で雪かきをして、先祖代々のお墓の前もきれいにしましたが、積雪は20センチ以上はあったでしょうか。腰は痛いし汗はかくし、なんとも大変なスタートでした。家に戻って全部着替えて、雪かきだけでもう法要を終えたような安堵感。あとは通常通り自宅で法要、寺に移動して本堂と位牌壇の前で読経・焼香、墓に移動して納骨を済ませることができました。

亡母は、自分の葬儀等は知らないセレモニーホールでよりも勝手知ったる寺でやってほしいという希望でしたので、希望を叶えることができて、まずは良かった。今日は休日、ゆっくり休むぞ〜。雪はあまり降らないでくれ〜(^o^)/



人はやがて死ぬ。これは避けられない運命です。おそらくこれからの十数年は、団塊の世代を中心とした葬儀が多くなることでしょう。火葬場も葬儀場も、予約が大変になる時代が来ると思われます。そしてその後は、ボーリング場が一気に衰退したように、あるいは結婚式場が徐々にセレモニーホールへ衣替えしていったように、葬儀場も撤退する時代が来るのではなかろうか。コロナ禍で冠婚葬祭のスタイルが様変わりしている昨今ではありますが、やがて時代の変化が来るような気がしてなりません。セレモニーホールがあるのだから寺はもう不要だとは言えない。田舎の無住寺ではありますが、先祖の遺産で総代をしている寺の維持と存続には、そうした視点が必要な気がしています。いや、クリスマスの話題ではないなあとは思いますけれど(^o^)/

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