よく「お手頃な製品」という表現を目にします。これは、おそらくは
- お値段が高くなく安すぎない
- 貴重品のようにではなく日常的に使える
- 最高性能を追求したものではないが実用上充分な性能を持つ
などといったことを意味するものだろうと思います。愛用の万年筆の中で、自分としてこの表現に一番しっくりするのが TWSBI のダイヤモンド580ALラヴァーでしょうか。2016年9月の購入(*1)当時はまだまだ円高の時台でしたので、ずいぶん安く買えた記憶があります。今は金ペンの価格高騰で国産の一万円台だった万年筆が軒並み値上がりしており、その意味では今なおお手頃な価格と言ってもよいのかもしれません。鉄ペンですので、日常的に使えるものですし、実用的なレベルで書きやすく使いやすいものですので、お手頃な万年筆というとこの製品を連想します。
また、使っているインクがモンブランのロイヤルブルーですが、こちらはお手頃な製品とは言い難いお値段です。円安の今の価格をボトルを使い切るまでの年数で割ると1年あたりの消費額となりますが、それでもずいぶん高いと感じてしまいます。輸出企業には円安はプラスに作用する面が強いのでしょうが、こうした輸入モノの場合は今の円安はなかなか厳しいものがあるようです。
(*1): ツイスビー(TWSBI)の万年筆ダイヤモンド580ALラヴァーを注文する〜「電網郊外散歩道」2016年9月 とみや文具店で会員登録をして会員価格で購入したので、だいぶ割安に入手できました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます