早朝から果樹園の施肥作業を行った後で、午後からは山響・仙台フィル合同演奏会2014を聴くために、山形市民会館に出かけました。昨年は、マーラーの交響曲第2番「復活」を2つのオーケストラ合同で実現、話題となりましたが、今年はレスピーギの「ローマ三部作」です。
市民会館のホールに入ると、わーお! ステージ狭しとばかりに、椅子と楽器が並んでいます。今年もまた、山響ファンクラブが楽器配置の一覧を用意してくれていました。これはありがたい。座席が比較的前の方だったために、ステージ上の様子がよくわかりません。オルガンの陰に入ったホルン・パートなどは、あのあたりかな~?という状況ですので、詳しい楽器配置は省略(^o^)/
第1曲:「ローマの噴水」。ピッコロ、フルート(2)、オーボエ(2)、イングリッシュ・ホルン、ホルン(5)、トランペット(3)、トロンボーン(3)、チューバ、ハープにチェレスタ、オルガン、ティンパニとパーカッションに、弦楽5部、それもコントラバス(8)という強力さです。とにかく、大編成。これで「夜明けのジューリア谷の噴水」で静かに始まり、「朝のトリトンの噴水」、「昼のトレヴィの噴水」、「黄昏のメディチ家の噴水」と続きます。コンサートマスターは仙台フィルの西本幸弘さん。合同オケですが、とくに繊細な弱音部に、集中力がビシッと決まっていると感じます。
第2曲:「ローマの祭り」。言わずと知れた、多彩な鳴り物と大騒ぎ(^o^;)で有名な曲です。楽員も、パーカッション部に増強されただけではありませんでした。ステージの外、客席後方にバンダが待機して、いや~、派手! でも、弱音器を付けてコントラバスがピツィカートするのを、初めて目の当たりにしまして、うふふ。そうか、あんなふうにするのか~と興味津々。マンドリンのソロも良かったけれど、何といってもコンサートマスター席に座った犬伏亜里さんのソロが、素敵でした~。
ここで、20分の休憩となります。
最後の曲目は、「ローマの松」です。この曲は、「ローマ三部作」の中でも、一番のお気に入りです。
低弦にヴィオラが、次に第2ヴァイオリンが、さらに第1ヴァイオリンが加わっていくところなどは、音量の増加だけでなく、音色の面でも太陽が上るような効果があります。ところで、ごく弱音で、あの見事なクラリネットを吹いたのは誰? 外人さんみたいだから、仙台フィルのダビッド・ヤジンスキーさん? さらに、小鳥のさえずりは、上方のいろいろなところから聞こえるように感じました。あれは、録音? どうやって流したの? いやはや、八本のコントラバスの威力も充分に味わいましたし、後方から聞こえるトランペットのバンダも、大いに楽しみました。小泉和裕さんの指揮も、たいへん好感を持ちました。これだから、生演奏はこたえられません!
ふだんの二管編成の見通しのよさ、透明で澄んだ軽やかさもありますし、四管編成など大編成の圧倒的な迫力、量感の魅力も感じます。山響と仙台フィル、ふだんはそれぞれの魅力を磨いてもらって、こんなふうに、合同で大編成の魅力を味わえるようにしていただけたら、素人音楽愛好家としては、まことにありがたい限りです。
また、今回のプログラムは、もしかすると仙台フィルのスタイルで作成したものでしょうか。表紙等のデザインもさることながら、プログラムノート本文の体裁が二段組で、書体も明朝体ではなくゴシック系が採用されており、老眼プラス暗い会場でもたいへん読みやすく感じました。こちらも、良かったです。
ところで、プログラムノートの冒頭にあった、トスカニーニとレスピーギの話は、興味深く読みました。今は、YouTube という手段がありますので、さっそく「Toscanini Respigi」で検索してみると、いくつかの録音が公開されておりました。古いモノラル録音ですが、映像のあるものもありましたので、興味深く聴きました。
Arturo Toscanini
市民会館のホールに入ると、わーお! ステージ狭しとばかりに、椅子と楽器が並んでいます。今年もまた、山響ファンクラブが楽器配置の一覧を用意してくれていました。これはありがたい。座席が比較的前の方だったために、ステージ上の様子がよくわかりません。オルガンの陰に入ったホルン・パートなどは、あのあたりかな~?という状況ですので、詳しい楽器配置は省略(^o^)/
第1曲:「ローマの噴水」。ピッコロ、フルート(2)、オーボエ(2)、イングリッシュ・ホルン、ホルン(5)、トランペット(3)、トロンボーン(3)、チューバ、ハープにチェレスタ、オルガン、ティンパニとパーカッションに、弦楽5部、それもコントラバス(8)という強力さです。とにかく、大編成。これで「夜明けのジューリア谷の噴水」で静かに始まり、「朝のトリトンの噴水」、「昼のトレヴィの噴水」、「黄昏のメディチ家の噴水」と続きます。コンサートマスターは仙台フィルの西本幸弘さん。合同オケですが、とくに繊細な弱音部に、集中力がビシッと決まっていると感じます。
第2曲:「ローマの祭り」。言わずと知れた、多彩な鳴り物と大騒ぎ(^o^;)で有名な曲です。楽員も、パーカッション部に増強されただけではありませんでした。ステージの外、客席後方にバンダが待機して、いや~、派手! でも、弱音器を付けてコントラバスがピツィカートするのを、初めて目の当たりにしまして、うふふ。そうか、あんなふうにするのか~と興味津々。マンドリンのソロも良かったけれど、何といってもコンサートマスター席に座った犬伏亜里さんのソロが、素敵でした~。
ここで、20分の休憩となります。
最後の曲目は、「ローマの松」です。この曲は、「ローマ三部作」の中でも、一番のお気に入りです。
低弦にヴィオラが、次に第2ヴァイオリンが、さらに第1ヴァイオリンが加わっていくところなどは、音量の増加だけでなく、音色の面でも太陽が上るような効果があります。ところで、ごく弱音で、あの見事なクラリネットを吹いたのは誰? 外人さんみたいだから、仙台フィルのダビッド・ヤジンスキーさん? さらに、小鳥のさえずりは、上方のいろいろなところから聞こえるように感じました。あれは、録音? どうやって流したの? いやはや、八本のコントラバスの威力も充分に味わいましたし、後方から聞こえるトランペットのバンダも、大いに楽しみました。小泉和裕さんの指揮も、たいへん好感を持ちました。これだから、生演奏はこたえられません!
ふだんの二管編成の見通しのよさ、透明で澄んだ軽やかさもありますし、四管編成など大編成の圧倒的な迫力、量感の魅力も感じます。山響と仙台フィル、ふだんはそれぞれの魅力を磨いてもらって、こんなふうに、合同で大編成の魅力を味わえるようにしていただけたら、素人音楽愛好家としては、まことにありがたい限りです。
また、今回のプログラムは、もしかすると仙台フィルのスタイルで作成したものでしょうか。表紙等のデザインもさることながら、プログラムノート本文の体裁が二段組で、書体も明朝体ではなくゴシック系が採用されており、老眼プラス暗い会場でもたいへん読みやすく感じました。こちらも、良かったです。
ところで、プログラムノートの冒頭にあった、トスカニーニとレスピーギの話は、興味深く読みました。今は、YouTube という手段がありますので、さっそく「Toscanini Respigi」で検索してみると、いくつかの録音が公開されておりました。古いモノラル録音ですが、映像のあるものもありましたので、興味深く聴きました。
Arturo Toscanini
そういえばたまたま日本センチュリー響さんのページを見ていましたら、10月の定期は飯森さんの指揮で山響さんが共演とありました。大阪遠征かな?
>オケのある県庁所在地が隣り合っている利点
そうですね。車で1時間ほどで着いてしまいますから、ほんとに近いです。
日本センチュリー響の10月定期の件、マーラーの「復活」ですね。山響と、山響アマデウス・コアという合唱団が一緒に加わり、飯森さんの指揮で、センチュリー響と共演するそうです。昨年の仙台フィルとの共演につづき、良い演奏会になるように願っています。