1945年4月18日、伊江島で戦死したアーニー・パイルはどのように死を迎えたのか?謎解きのように物語が展開する。44年にピューリッツア賞を受賞した従軍ジャーナリスト、アーニー・パイルの記念碑が伊江島に建っている。思いがけない歴史の真実に目を向けさせたこの物語に惹き込まれていた。舞台の冒頭にアーニー・パイル記念碑が建っている。そして舞台の右端に小さなデスクと椅子だ。なぜだろう。物語が進むにつれてその . . . 本文を読む
1500年琉球、石垣島にオヤケアカハチという男がいた。謀反を起こし、王府に歯向かい、成敗された男。何故謀反を起こし、大国と戦ったのか―。地域の英雄オヤケアカハチの遺徳をしのぶ「アカハチ慰霊祭」が今でも八重山では行われている。アカハチの偉業はたたえられ、地域の誇りとして今も語り継がれている。劇団スーパー・エキセントリック・シアターとTEAM SPOT JUMBLEがアクション、ダンスの要素をふんだん . . . 本文を読む
コロナ禍で、人々が集う場がなくなりました。最大の被害がスポーツや様々なパフォーミング・アーツのイベントでした。無意識、意識的な集合的一体感が醸し出される(興じられる)空間・場が阻害されてきました。つまりEfficacy エフィカシーが失われたのです。古来の祭祀空間が再現される現代の劇的空間は、舞台と観客、観客と観客が一体感の高揚を覚え、かつアイデンディティーを確認し合う場でもあるのです。それが阻害 . . . 本文を読む
ところで今思うに、那覇市「なはーと」の企画制作のみなさんは、日本を代表する演出家の栗山民夫さんと、沖縄の現代演劇をやっているみなさんとの交流について知らなかったのでしょうか。栗山さんだったら沖縄題材の作品で30人でも沖縄の伝統芸能や現代演劇に関わっている若者たちを抜擢して見事な舞台を作ったはずですね。残念です。このLight houseには沖縄出身の役者は1人も抜擢されていません。藤田貴大主催のマ . . . 本文を読む
1903年に実際にあった人類館事件が端緒なので、それから1975年の海洋博の頃までの近現代沖縄の歴史を不条理劇の円環構造で描いているので、サーカス的な(?)調教師の演技のメリハリ、陰影はとても末吉さん良かったけど、Dark Comedy!だね。
「うちなーぐち」の分からない熱いシェイクスピア研究者や同じく社会学系のうちなーぐちの分からない研究者の論がネットで読めます。
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1時間ほどの作品。テネシーウィリアムズの作品「欲望という名の列車」とか「ガラスの動物園」を思い出した。演出家のいない役者だけの作品だったが~。主人公のジョーが英語のセリフのMiltos Beratlisさん、他の役者は一部英語で、他日本語の実験劇場の雰囲気、さて物語のイメージは?浮かび上がったが~。 . . . 本文を読む