あじさいのピンクや紫の色に母を思い出す。
リハビリ病院にナンテンをもっていった去年の今頃だったのだ!もっと話したらよかった。虚の中にあって海を見るのを忘れていた母だった。バナナとヨーグルトを持っていった。黒砂糖ののど飴を好んだ。
《ナンテンの赤い実には 思い溢れ》
なんてんが多く見られる鴨川沿いである。
(シャリンバイのような樹木の初夏の新葉に心が浮き立つ!植物の勢いに瑞々しさ . . . 本文を読む
(人だかりができた南座前)京都南座は歌舞伎主体の劇場である。桟敷ではお弁当を食べることができる。飲んで食べて舞台を見る。大衆演劇の良さが充ちた舞台、地謡が中央に陣取った中で物語が展開する。つまり隠れない地謡の存在がある。繰り広げられる国の政と王女の下級士族との恋、武具を取り上げる政策の中で、ノロとユタの争いに巻き込まれ「身分違いの恋」が終止符 . . . 本文を読む