気がつくと暦の上では秋が過ぎて明日から冬である!身近にある秋!先日球陽橋まで行ったらススキが朝の空気の中で花を開いていた!
【時節になると花が咲く。そしてまた枯れて花が咲く。繰り返される命のリズムがあり、植物のみなぎる命に圧倒される。実は最後には植物達が総てを呑み込むような気配がここそこに!】
【秋から冬の景色の主人公に躍り出るススキの花!年が明けると砂糖黍の花と競っているように白い花が目につきますね!最も次第に色は褪せていきます。】
身近に存在するキャンパスのソテツの雌花の中の溢れる実からは芽が出ている!溢れる実がそのままその中で風に飛んでいくわけでもなく、やがて枯れてしまうのだろか?気になっている。生き物の生態の不思議は身近に充満している。道端のソテツの実の色鮮やかな橙色に目を向ける若者があまりいないのも不思議ではない。否、中にはいつも意識して見つめている眼差しがあるのかもしれない。
実から芽が出てやがて風に吹かれて飛んでいくのだろうか。それともそのままそこで朽ちるのだろうか。クリーム色のおだやかさと白粉がまぶされたような赤橙色の実、その行く末を見届けたいと思っている。
母親の子宮に包まれたような実が溢れている秋!ソテツ地獄の日々に人々はこの実をとって食べたのだった。毒があるという実にいろいろな工夫をこらして食べたのだった。