志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

おそらく沖縄芸能界の立役の中で最も美男の小渡和道さんが尚徳王を演じる「海の天堺」と100年に一人の名優真喜志康忠主演作品のダイジェストが放映されます!

2021-03-19 14:32:16 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他
小渡さんからラインでメールがあり放送が分かりました。普段新聞のテレビ欄を見ないので、またテレビも処分してしまっているので、友人の自宅でテレビで鑑賞する予定です。「海の天堺」は沖縄、名古屋、カリフォルニアで鑑賞していて、アメリカの観客のアンケートやインタビューも取っているのですが、いずれ論文にまとめるつもりでということで、そのままになっていました。録音したデータも含め、写真も撮らせていただきました。まとめないといけませんね。

「世替りや世替りや」は「首里城明渡し」と共に以前論文にまとめたので、とても懐かしい作品です。組踊も沖縄芝居の史劇、時代劇、歌劇と主役を演じた真喜志康忠氏は喜劇でも名演技を見せています。大城作品論は小説から沖縄芝居、詩劇(新作組踊)まで膨大です。創作の進化【論】として全体を対象化したいと思いつつですが、課題のポケットは結構あって、一つ一つしっかり形にしなければならないスクブンがありそうです。

小渡和道さんのような優れた立役がなぜ『組踊の保持者』でもなく「琉球舞踊の保持者」でもなく、「琉球歌劇の保持者」でもないのか、30代を保持者にする琉球歌劇保存会ですが、とかく沖縄の芸能界は歪んだ文化ポリティクスなのかどうか、沖縄県の管轄する部所の伝統文化や文化そのものへの知性のなさが見え隠れしています。何か異風な動向があっても是正できない共同体のようです。やれやれ!しかし今晩のこの「沖縄の歌と踊り」は命薬(ぬちぐすい)になるはずですね。

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3月19日(金)
午後7:30
【72分拡大版】歌と踊り
大城 立裕 アーカイブス選【72分拡大版】

 昨年10月27日に95歳で逝去した作家・大城立裕(おおしろ・たつひろ)さん。 沖縄初の芥川賞作家で戦後の沖縄文学をけん引し、沖縄とは何かを問い続けた。 大城さんは組踊や沖縄芝居など戯曲の創作も数多く手がけ、古典芸能にはない題材や 作家としての視点で挑戦的な作品を残し、沖縄芸能の可能性を開拓した。 番組では、NHKアーカイブスに残されている喜劇「世替りや世替りや」や新作組踊「海の 天境」など大城作品をダイジェストで紹介する。

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