志情(しなさき)の海へ

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オスプレイ配備は沖縄差別!

2012-08-28 02:49:03 | 政治の潮流

まだ遠くで風が唸っている。沖縄の紙面は来るオスプレイ配備反対集会《9月9日》に向けてフル回転である!日米沖の視線をこれでもかと開示していくに違いない。しかし最も大事なのは地元の目線である。

「政治力、経済力が弱い場所に米軍基地が集中している」とデーヴィッド・バイン氏。

「本土と比較し、裕福ではない沖縄にほとんどの米軍基地を押し付ける方が日本政府にとって政治的に容易なのだろう」とも述べる。

国内植民地だから搾取し、踏みにじっていいというのが日本(人)保守層の大意である。ならば、やはり独立州なり国家を目指した方が有利である、と考えるのだが、事大主義がまだまだ大河で、インテリ層も日本の植民地思考で、日本の食べ残しにしがみつくありさまが現状を持続させている。自立思考や自己決定に向き合うよりも日本の中の内国植民地の方を選ぶ層が多い!組踊(和語と琉球方言なり首里方言)と書いてはばからない彼らである。日本のシステムをよしとする人々だ。《差別に心地よさを感じている人々》かもしれない?!現況を脱植民地化していく気概のない知識人(リーダーたち)?琉球・沖縄の文化さえ歪めて同化の波にのせて行く彼ら・文化政策の主軸にいる面々の知的功罪はもっと追求されるべきだろう!最も、日本という国が変わりえるのなら沖縄が強いて独立する必要はないのかもしれない。琉球の歴史文化を沖縄の独自性を追求しながら緩やかな平等な連帯を維持できたらいい。それには日米安保を解消し日米友好条約に変えるべきである。それは多くの沖縄の人々が望んでいると、データー(アンケート数値)は示している。

このシステムを良しとするという事は、米軍事帝国が殺してきた大勢の無垢の人々への殺戮を是認しているという事にほかならない。麗しい学問はまた犯罪的な匂いをプンプンさせているのである。中東でアジアでアメリカがやってきた恐ろしい犯罪に加担しているのが日本であり、その日本のシステム内の現状を肯定するのは、同じ加害者を生きていることになる。私は劣化ウラン弾で殺され障害をもって生まれてきた50万人にも及ぶイラクの子供たちに対して罪があると考える。米軍基地が後方支援してきたあらゆる殺戮を認めていけない。琉球・沖縄の本来の姿(基地のない琉球弧)に立ち戻る必要があるのではないだろうか?魂の奴隷ではない、自律性・自己決定の意志を持つ戦術戦略が問われている。

米軍基地=治外法権を認めない運動。地位協定を改定させる運動(これは折衷主義かもしれないね!安保是認の上の妥協だね。)

日本政府の隷属・追従を転換させる運動が必要!(これは安保否定で、日米平和条約などの推進の考え!)

琉球先住民族権推進運動はその権利で、自らの土地への権利で基地を追い出すことが可能か?廃藩置県以降、教育が軸になって日本化(同化)に突き進んできた沖縄の近代史である。生き延びるための被植民地化と同化を自ら選択せざるをえなかった琉球弧の現実!選択の自発性と世界の潮流への参与の仕方の有り様。マイノリティーとマジョリティーの関係性は世界の事例に類似する傾向がある。それでも独自文化を継承するための努力を続けないと、根、幹、枝、葉、花のありようにも変異が伴ってくる。

基軸として消えないものと消えて融合していくものの二面性、多面性を包摂しつつ営まれていくコミュニティーのあり方?古くて新しい同化と異化、伝統と現代、モダニズムとポスト・モダニズム、グローバルとローカル、固有と普遍、ヒューマニズムとポスト・ヒューマニズムなどなど、またジェンダー&セクシュアリティーもフェミニズムも新しい論や解釈が次々事象を分析して登場してくる。

社会総体、システム総体が対象になる。人類の中の国民であり個がいる。国家の壁を取っ払うことはしばらく厳しそうだ。緩やかな地域共同体の可能性を求めたいが、生きている間にこの東アジアは、太平洋諸島はどう変容していくのだろうか?

亜種の仏桑花、闇の中の花!未来の光も


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