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比嘉豊光さんに那覇市文化協会「ウチナーグチ」部会で再会!宮里朝光さんを録画されているとのことだった!

2011-09-14 08:37:12 | グローカルな文化現象
13日(火曜日)、午後7時から8時半頃まで新都心で那覇市文化協会「うちなーぐち」部会の例会がもたれた。三度目の会は「宮里朝光」さんのうちなーぐちによるお話が企画されていた。

明治24年生まれの父親が58歳の時に生まれたという、とてもウチナーグチのうまい方が、「へたでもちゃんぷるーでもうちなーぐちさーまはなさんとぅ、いみねーびらん」と、お話された。それはいいなーと単純に思った。この間例会に参加できなかったが、氏は「みなさん日本語でお話されて、何のためのウチナーグチ部会かと思った」と、率直なことばだった。

夕方、犬のウルトラマン太郎と遊んでいてうっかり時間を忘れてしまって、30分ほど遅れて参加したのだが、大きなヴィデオカメラを持った比嘉豊光さんがカメラを回していた。久しぶりのお元気そうな姿だった。いつもの普段着の顔である。比嘉豊光さんにはいつも素のウチナーウィキガの良さを感じる。なぜだろう。ウチナーグチによる語りを持続的に録画・記録されている。一月に一回は宮里朝光先生の語りを録画しているという、地味ながら貴重なお仕事を続けている方だ。

先日のウチナーグチのフォーラムで「琉訓」とお話されていたことが気になっていたのでその辺のことをお聴きしたいと思っていた。朝光先生のお話の中で敬語についてのコンセプトも気になっている。英語には敬語はないとおっしゃっていることなど意義を唱えたかったのだが、敬語と丁寧語の関係も実はウチナーグチの中でワタシ自身がきちんと対象化していないのだと、感じている。

「組踊や沖縄芝居ことば」(台詞)を厳密に見直す必要があるようだ。沖国大の西岡先生が「組踊の謙譲語―現代首里方言との比較を通して―」の論文を出しているのを思いだした。

大城立裕先生はフォーラムで丁寧語について言及されていた。丁寧語がないようなお話だったような、おそらく丁寧語も敬語も謙譲語もあるのでは?(日本語の表出にいつもディキランヌーだと感じている自分がいる!ウチナーグチもディキランヌーの中途半端な中に生きているのではないだろうか?ことばは怖い存在である!)
話し合いの中でウチナーグチの標準語として『沖縄芝居言葉』のことが話題になった。首里ことばを中心にしているからいいのではないかというのが宮里先生のご見解だった。

芝居ことばは、侍ことばと百姓ことばに別れている。芝居ことばといってもその中身の検証もしっかりやる必要があるのだと、今頃ウチアタイしている。細かい分析が問われている。

内にこもって項目を埋めなければーーー。やれやれの日々!

(写真は宮里朝光さん)

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1 コメント

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驚きました! (ツハ(津波))
2011-10-04 10:25:27
初めまして!私は今から42年前(1969年3月28日)、沖縄を離れて船旅で初めて東京の晴海港に上陸して以来、ここに過ごしております。宮里朝光先生のご近影に接し、驚きました。宮里先生は、同郷(首里平良町)の大先輩で、私の兄の中学時代の恩師です。ブログでご紹介くださって感謝!私もブログ日記を書いております。検索文字は「津波真勇」です。今後ともよろしくお願いします。読ませていただきます。学びの祝福を祈ります!
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