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ケネディー大使に期待することができないようだ。日米安保の下に憲法があり、「安保神話」の中で「思いやり予算」があり、懐は日本の財務省頼みかもしれない。「日本政府のスタンス」の問題が大きいようだ。それを否定する勢力を集めることが問われる。確かに目取真俊さんがブログで書いているように、現場で、つまり普天間で、嘉手納で、辺野古で、高江で日夜、状況と対峙し闘っている方々の日常の中に闘いの核≪コア≫があるのは事実だ。
「世界の知識人」や「良識」が動いたのも、日々の「潔い決断(意志)」と行動があったからであり、沖縄の135年の歴史を冷静に見据え、日・米・沖縄の関係の在り様を、批判的にとらえる理性があったこともその理由の一つだろう。世界の良識ある人々を、日本のサイレント・マジョリティーさえも動かしている!日本も変わりつつあるのかもしれない。沖縄のもうこれ以上「基地強化・軍艦島」はいらない、の声は高々と響いている。現実路線の仲井真県政の狭量な精神は、知事の父親・仲井真元楷氏が那覇市議時代に「民政府と結託した事実」さえ暴かれるようになった。瀬長亀次郎氏の「不屈の闘い」に対して、元楷さんの取った行動は「去年暮れの知事の態度」に似ていたのである。強いものに媚を売る姿勢である。
日本の現政権(政府)が、岸、吉田元首相の孫の世代に引き継がれ、彼らが日本ナショナリズムを振りかざしている現況を見ると、やはり思想(基本的スタンス)もまた継承されていくのかと、現象の一端を見た気がする。
精神のゆるぎない美しさのありか、とは何だろう?日本政府や米国の「世界戦略の犠牲にならない」闘いは、厳しい。現場にいる皆さんの日々のたいへんさがある。何が出来るのだろうか?SNSをまだ信頼したい。グローバル無国籍大企業が世界のネット網を独占する管理体制にならない限り、まだ希望が見いだせるのかもしれない。