志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )いま必要なのは熟議!

2017-09-27 19:45:35 | 日本の過去・現在・未来

東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute/EACI) puberr.backend.sys.combz.jp 

9月23日 (4 日前)
 
 
 
 
 
 
 
================================

    EACI News Weekly 第141号(9月25日号)
   東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )
    http://eaci.or.jp/

================================
 「いいね!」で、東アジア共同体研究所の最新情報をお届けします。
Facebook : http://www.facebook.com/east.asian.community.institute
================================
 【目次】

【1】《今週のニュース 2017/9/19-2017/9/25》
  政治(2)、経済(4)、国際(6)、社会(4)

【2】《UIチャンネル放送予告 No.217》
  第217回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×孫崎享「時事放談」
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv306707972

【3-1】《EACIレポート》
 いま必要なのは熟議であり解散総選挙のドタバタではない
 (日刊ゲンダイ/高野孟)

【3-2】《EACIレポート》
 鳩山友紀夫×柳澤協二対談「究極の正解は『最低でも国外』」 かもがわ出版より発 売
 www.amazon.co.jp/dp/4780309220

【4】《研究員コラム》
 緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
 「良心的兵役協力者?の活躍」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 【1】《今週のニュース 2017/9/19-2017/9/25》
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【政治】
■民進「憲法積極的議論」 マニフェスト原案で示す
 (毎日新聞 2017.9.23)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170923/k00/00m/010/157000c

■嘉手納降下訓練「住民軽視に憤り」 副知事、日米へ抗議
 (琉球新報 2017.9.23)
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-581612.html


【経済】
■TPP11首席会合終了 凍結項目 絞り込み 来月、東京で再度協議
 (日本農業新聞 2017.9.23)
 https://www.agrinews.co.jp/p41981.html

■コラム:日本株を押し上げる「ドルの次に弱い円」=佐々木融氏
 (ロイター 2017.9.22)
 http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKCN1BX01V

■ 木内前日銀委員:金利目標の短期化「近い将来あり得る」-10年を5年
 (bloomburg 2017.9.22)
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-22/OWOA3N6JTSE901

■成長軌道に乗る東南アジア 内需拡大、銀行株に期待
 (日経スタイル 2017.9.22) https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21324720Q7A920C1000000?channel=DF280120166571


【国際】
■「力と力」じゃ出口なんてない 戦争を知らない大人たちへ―丹羽元駐中国大使
(岡田充 海峡両岸論 21世紀中国総研 2017.9.17)
http://www.21ccs.jp/ryougan_okada/ryougan_84.html

■トランプ氏国連演説、現実路線への回帰 「イデオロギーではなく結果」
(ウォール・ストリート・ジャーナル 2017.9.20)
http://jp.wsj.com/articles/SB12773118458323764392804583403473437585896?reflink=fb


■「過去百年で最強」ハリケーン、プエルトリコを「完全に破壊」
(AFP 2017.9.22)
 http://www.afpbb.com/articles/-/3143887

■次々に追放される北朝鮮大使、北朝鮮に対する「外交封鎖」作動開始
(東亜日報 2017.9.20)
http://japanese.donga.com/List/3/0501/27/1067102/1

■世界が抱えるもう一つの核危機
(Newsweek 2017.9.21)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/-----9_2.php

■文大統領、国連演説で「平和」30回…平昌五輪を「朝鮮半島の緊張緩和」の呼び水に
(ハンギョレ新聞 2017.9.22)
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/28538.html

【社会】
■「国の責任認めず」 原発避難訴訟、東電に3億7600万円命令
(福島民友2017.9.23)
 http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170923-206359.php

■津波対策、国の責任否定 「原発事故を回避できなかった可能性」
(東京新聞2017.9.23)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017092302000140.html

■米空母と海自が共同訓練 北朝鮮けん制、28日まで
 (共同通信 2017.9.22)
 https://this.kiji.is/283901204307919969?c=39546741839462401

■2回で153台が資材を搬入 シュワブ仮設道路工事進む
(琉球新報 2017.9.22)
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-581197.html
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【2】《UIチャンネル放送予告 No.217》
  第217回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×孫崎享「時事放談」
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv306707972
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

9月25日(月)20時からの第217回UIチャンネル放送は、鳩山友紀夫×孫崎享「時事放談」を生放送でお送り致します。

番組内では質問を受け付けておりますので、コメント欄またはinfo@eaci.or.jpまでお寄せ下さい。

■ 第217回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×孫崎享「時事放談」
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv306707972

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【3-1】《EACIレポート》
 いま必要なのは熟議であり解散総選挙のドタバタではない
 (日刊ゲンダイ/高野孟)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「東アジア共同体研究所」理事の高野孟の最新コラムが日刊ゲンダイに掲載されました。

  * * * * *

 安倍晋三首相がしゃにむに解散・総選挙に突き進もうとするのは、もっぱら森友学園・加計学園疑惑を突き回されることから逃れたい一心からのことだ。それは国民誰もが見抜いていて、「自分勝手なヤツだ。いい迷惑だよ」とあきれ果てている。ところが安倍の側近や御用新聞は、まさかモリ・カケ隠しとは言えないので、解散・総選挙の大義名分をこじつけなければならず、四苦八苦しているのが滑稽である。

 萩生田光一自民党幹事長代行は17日、「大義なき党利党略になってはならない」と弁解がましく前置きをした後、「この時期に解散するのであれば、北朝鮮の脅威とどう向き合うかも含めて国民に説明する必要がある。戦後初めて安全保障上の危機が迫っている中、安全保障法制が実際にどう機能するかも含めて、国民の理解を得ることが必要だ」と語った。そんなに北朝鮮の危機が迫っているなら、やらなくてもいい解散・総選挙などやっている暇はないはずだ。北への対応や安保法制の機能について国民の理解を求めるなら、まずちゃんと臨時国会を開いて、与野党で真剣な議論をする姿を見せて、問題を戦争にならないよう平和的に解決するための道筋を示して国民を少しでも安心させることだろう。

 他方、読売新聞は18日付1面トップの「衆院選 来月22日」の大見出しのすぐ下に「消費税10%、使途変更問う/借金返済から子育て支援へ」というサブ見出しを躍らせ、第2面ではその解説まで行っている。

 一体なぜこんなことが唐突に持ち出されてきたのか、いぶかりつつ読むと…(続きは以下アドレスより)

■《EACIレポート》
 いま必要なのは熟議であり解散総選挙のドタバタではない
 (日刊ゲンダイ/高野孟)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213928/2

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【3-2】《EACIレポート》
 鳩山友紀夫×柳澤協二対談「究極の正解は『最低でも国外』」 かもがわ出版より発売
www.amazon.co.jp/dp/4780309220
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
東アジア共同体研究所理事長を務める鳩山友紀夫氏と元内閣官房副長官補で国際地政学研究所理事長を務める柳澤協二氏の対談をおさめた「抑止力のことを学びぬいたら
究極の正解は『最低でも国外』」がかもがわ出版より発売されました。

<内容>
2010年、普天間基地をめぐり、「学べば学ぶほど」の言葉で県内移設に回帰した元総理の鳩山氏、それを批判することで論壇に登場した元防衛官僚の柳澤氏。7年の時を経て初めて相まみえ、基地の撤去と日本の平和を両立させる道を議論し合った。
ご購入はこちらから→ www.amazon.co.jp/dp/4780309220
<著者略歴>
鳩山友紀夫
第九三代内閣総理大臣。現在は東アジア共同体研究所理事長

柳澤/協二
元内閣官房副長官補・防衛省運用局長。現在は「自衛隊を活かす会」代表、国際地政学研究所理事長をつとめる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【4】《研究員コラム》
 緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
 「良心的兵役協力者?の活躍」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

映画「ハクソ―・リッジ」(のこぎり崖)を見た。戦場で銃を持たず、75人の負傷者を助け出したデズモンド・ドスの物語だ。彼の実話に基づいている。良心的兵役拒否者としては初めてトルーマン大統領から名誉の勲章をもらった、とエンディングの字幕に出ていた。しかし、ドスは兵役を拒否した訳ではない、戦場には行くが銃は持たない、衛生兵として勤務した。映画の中でも「良心的兵役協力者」という言葉が出ていた。
沖縄の新聞には、住民の視点がない、と投稿があったが大変面白い映画だった。監督はメル・ギブソン。アカデミー賞の編集、録音2部門を受賞している。
指摘のとおり沖縄の住民など一人も登場しない。戦場シーンが始まる最初にOKINAWA 1945年5月と一行出てくるだけだ。見逃せば沖縄戦の一場面とは分からない。日本兵は多数登場するが、虫けらのように殺される。あるいはふんどし姿で集団で白旗を掲げて出てくる。降伏と見せかけて集まった米兵に向かって手榴弾を投げる。卑怯な日本兵の集団と勇敢な米兵との戦い、という構図だ。そこで衛生兵のドスが大活躍する。かといってスティーヴン・セガールのようなマッチョのアメリカ兵ではない。聖書を胸に、土曜日の安息日に祈り続ける……牧師のような男だ。
そうだ従軍牧師という仕事もあった。戦場で敵を殺しに行く兵隊たちに向かって、あるいは死ぬ前の兵隊たちに魂のやすらぎを与える役目だ。そんなことするよりみんな兵隊へ行かなくて済むよう、殺し合いをしないように全てのキリスト教の宗派は協力すべきではないか。
従軍牧師、そしてドスのような良心的兵役協力者?はそもそも存在自体が間違っているのではないか。日本の自衛隊員の中にも仏教徒もいるだろう。人を殺すこと、戦争を起すことに対してキリスト教、仏教はどう折り合いをつけているのだろうか。
戦前の日本の神道は戦争の後押しをした。宗教者の風上にもおけぬ極悪人たちだ。日本各地の神主たちは自らの先輩たちの所業を恥じなければならぬ。正月や合格祈願、七五三、結婚式などでまるもうけしている場合ではない。葬式太りの坊主たちも同罪だ。
話がハクソ―・リッジから外れているので戻そう。

<ありったけの地獄がひとつになって転がりこんだ>

那覇市から20分、浦添グスクのある丘陵は前田高地と呼ばれ、沖縄戦でも激戦の地として知られている。米軍は日本軍の司令部があった首里をめざした。首里まではわずか3キロ。最後の砦である前田高地での日米の損害は、米軍が1163人の死傷者及び行方不明者、日本軍は6227人の戦死者であった。ここを抜けるのに米軍は50日もかかっている。
浦添の前田高地には海上からの砲撃が集中し、日本軍が隠れた洞窟には戦車からの直撃、米軍歩兵からの自動小銃、手榴弾、爆雷が繰り返された。
ここで闘った外間守善氏の「私の沖縄戦記」(角川ソフィア文庫)によれば「我がほうは、あらゆる弾を撃ちつくし、残るはわずかな手榴弾と拳大の石塊、白兵戦のみであった。」

<浦添―琉球王国初期の王都>

前田高地の屏風のような絶壁からわずかに右手、少し低くなった断崖のふもとに「浦添ようどれ」がある。13世紀に英祖王が築いたといわれる英祖王と尚寧王の墓だ。丘陵の上の道から木の階段でいったん降りる。そこには昔、天然の岩のトンネルがあった。いまは天井が壊れ狭い岩の通路になっている。ここを抜けて少し登るとアーチが築かれている。くぐると右の断崖に巨大な墓・浦添ようどれがある。
戦争で壊されたが平成17年に再現された。元々、断崖の下にあった自然の穴を広げ墓室としたのだろう。600年近く前に造られたにしては立派過ぎる。王権が首里に移る前の栄華の跡だ。
墓室には入れないが約100m手前の浦添グスク・ようどれ館にレプリカがある。英祖王の墓室の内部が実物大で再現されている。両手を広げたくらいの大きさの厨子甕(骨壺)があった。こんな大きなものは初めて見た。ほかにも館内には短いビデオが十数本、合わせて1時間分くらい用意されている。
ようどれ館の正面にハクソ―リッジの大きな映画宣伝板があった。何だろうと思いながら窓口で聞くと、1995年に主人公のデズモンド・ロスが前田高地を訪ねた。その時の写真と断崖絶壁の写真が貼ってあった。なんだここがハクソ―リッジか、と気が付いた。なんと不思議な暗合。

時間順に整理すると、この日は午後2時から「ハクソ―リッジ」を見るつもりだった。浦添に用事があり、近くの浦添ようどれ館を訪れた。ここが映画の舞台であることを知った。その後、激戦が行われた断崖の上の台地へ。そして映画鑑賞。
現場を踏んだ後、映画を見る、という理想の一日となった。
前田高地にたどり着く少し手前に伊波普猷の墓がある。沖縄学の父と呼ばれた人だ。浦添が首里以前は沖縄島の中心であった、と考えた。古文書にはうらおそい、と出ている。これは「うら(裏)おそう(襲)という言葉の名詞形で浦々を支配する所という意をもっている。」(古琉球・伊波普猷著―岩波文庫)
首里より古い都を戦場にしめちゃくちゃに壊した米軍、ここを首里防衛の地として選び死体の山を築いた日本軍。どちらも100年も200年もたたる大罪を犯した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■メール内容に関するご意見・ご要望はこちら
 アドレス:info@eaci.or.jp
 ■購読解除はこちら
 アドレス:info@eaci.or.jp
発行  :東アジア共同体研究所
      〒100-0014 千代田区永田町2-9-6 十全ビル706
 WEB  :http://www.eaci.or.jp/
 Facebook:https://www.facebook.com/east.asian.community.institute
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本誌に掲載されている文章の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2015-2017 東アジア共同体研究所 All rights reserved.

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。