普段アリアケカズラの黄色い花に顔を近づけてもとくべつ甘美な香が漂ってくるわけではない。まったく匂い、香などの魅力がない植物だと思い込んでいた。
しかし、夕刻に車から降りて庭先に立った途端の甘い香りに、ゲッキツのあの香かと思い立って、老木の元に行くと、純白の花は咲いてはいない。そうならば、この甘やかな香の正体はどこ~?
よくわからない。まさかと思って、アリアケカズラの伸びきった茎、その先端の若々しい葉を嗅いでみた。甘い香が幾分感じられた。ほのかな甘い香がする。もしやと思い、黄色い花に鼻を寄せると、今まで全く無臭で淡白だと思っていた花の奥から甘い香が漂ってきた。
正体が分かった瞬間だった。季節によって花は香を放ったり、まったくそっけない淡白な香りになったりもするのだろうか。不思議な狐に化かされたような気分になった。これは本当だろうか。鼻腔を満たしてくれる芳香は、ゲッキツとは異なる甘い香に違いなかった。
駐車場の上に一杯アリアケカズラが生い茂っている。その花が季節によって甘い香りを漂わせていることは、新しい発見だった。特に夜になるとその香りがあたりを包んでいる。
ありがとう! 草花は身心を回復してくれる!
マンジェリコンの葉っぱはいい香りがする。それも好き好きかもしれないが、私にとっては癒しの香りになっている。特にタバコや排気ガスなどの毒に侵されたと思った時、マンジェリコンの葉の中に顔をうずめで深呼吸をする。
すると肺が回復するような気がしている。
昨今洗剤の匂いが、衣服からやってくることがあり、閉口している。若い学生たちは、その匂いに慣れているのだろうか。香なり匂いの弊害もありそうだ。
猫たちは敏感に反応する。スプレータイプの消臭剤で彼らが病気にならないか、気になることがある。ゆえに、オーデコロンなどは車の中で使用することにしている。
匂いに敏感な犬や猫は草花の香りを感じ取っているのだろうか。(???)
夜撮影したアリアケカズラの葉
蕾
昼間かな~?
マンジエリコンの葉
伸び切ったアリアケカズラは冬に素敵な香りをもたらしてくれる。感謝です。幸せなひととき〜!
蕾
昼間かな~?
マンジエリコンの葉
伸び切ったアリアケカズラは冬に素敵な香りをもたらしてくれる。感謝です。幸せなひととき〜!