ゆっくり休んでいる間もなく、今日は急いで退院せざるをえない。酸素吸引をしながら眼を開いた状態の家族の最後の声に耳を澄まさなければならない。延命治療の是非があるに違いない。思い半ばならばなおさらのことで~。
有名クリニックの入院治療は、専門医が経験豊富な医師で安心できた。「命に別状ありません」は、何かの啓示のよう~。まだ生かされている余命へのある思いが少し強くなる。
XXがしたいではなく、せねばならないという意思が働いている。
多くの物語のまたその一つの物語、大きな虚構も、小さなリアルもここそこに溢れている。
誘蛾灯の優しげな光が放つ大きな階段~。多くの人々が登り降りしてきた階段を支えている地面がある。その下に地球惑星のダイナミズムが廻っている。この有名なクリニックも🌍️の地層が支えている。
この地点から明日へ~。その一歩は閉じない目蓋から涙をこぼす者の声を聴くこと~。
見届けるめぐり合わせがあり、自らの生と死が照らされていくような~。
神戸から長い電話もありました。酸素吸引をしながらことばにうなずいていたあの時~。
一日の出来事は1000枚の物語にも~。
人はその時まで意識の塊なのだと思えた。
返信遅れました。どなたかのアクセスがあり、クリックするとこの以前のブログに行き着いていました。
人も光に誘われて、目に見えない鱗粉を空気に溶かしているのかな。