志情(しなさき)の海へ

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沖縄芸能界で「舞台で際立つ二枚目」は、小渡和道さんです。来年3月宮城美能瑠さんの「もどろみゆ華の命」に主演!

2018-06-20 14:57:16 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

     (6月10日、パレット久茂地で上演された「御書院若衆」の舞台:琉球新報6月20日)

嬉しいニュースが飛び込んできました。久しぶりに小渡さんからのメールです!国立劇場主催の宮城美能瑠作品の主役に抜擢されたのですね!ここ数年、小渡さんの晴れやかな舞台を見たことがないので、とても嬉しいですね。


佐辺良和さん、金城真次さんは組踊伝承者で舞踊家として、いまきらめいていますが、小渡さんの舞台栄えする二枚目姿が脳裡に刻まれています!佐辺良和さんと金城さんとでは背丈があり、現代劇にも(加藤直さんの舞台など)にも果敢に挑戦してきた佐辺さんの二枚目が、かつての平安山英太郎の雰囲気だろうか、と想像してしまいます。

いずれにしても小渡さんが舞台に再び登場することは、沖縄芸能界に活力を与えるに違いありません。小渡さんのような逸材をこの間舞台にどんどん登用してこなかった国立劇場おきなわの企画制作の問題もあったのでしょうか。それともご本人に思うところがあり、「充電期間」だったのでしょうか?

「御書院若衆」は平敷屋朝敏が主人公の歌劇です。

平敷屋朝敏の役柄は、小渡和道さんの美しい舞台を見ているので、他の方の朝敏はイメージにあわないですね。申し訳ないのですが、朝敏は沖縄芸能界の男性芸能者の中で、最も美男が担わないとですね!小渡さん主演の舞台がまたみたいです。昨今は嘉陽田朝裕さんも人気の的ですね。組踊伝承者の中で東江祐吉さん、宮城茂雄さん、田口博章さんとか、国立劇場おきなわの舞台によく出ていますね。男性芸能者(立役)の女形は若衆芸にも抜きん出ていることになり、つまり二枚目もですね。女性芸能者の主役級は舞踊界からが多いですね。常時舞台に立っている劇団うないの女性陣も奮闘していますね。歌えていい演技ができる芸能者が育っているのは好ましい現実で、切磋琢磨しながらいい舞台が実現です!

総合芸術としての『琉球歌劇』に組踊や琉球舞踊界の伝承者(最高賞受賞者や師範)が挑んでいていい舞台を継承している事実は、「歌劇保存会」の伝承者として、彼らも認証されるべきではないか、という問題になりますね。沖縄県の文化財課なり文化審議会も考慮してほしいものです。

沖縄県指定無形文化財としての『琉球歌劇』の価値を高めるべきですね。現況は混沌としています。各芝居一座のハブHUB=コア=拠点としての位置づけ、その未来を見据えた継承、組織の強化が試されているようです。



 


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