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10月に入った。ベランダを開けていると朝夕の風が冷たくなった。なぜか早朝の救急車のサイレンは響いてこない。こんな静寂があることに驚く。ひときわヤモリ【家守・屋守】がケケケケと存在感を示す。ヤモリはヤードゥイとうちなーぐちで呼ばれるが、家を守る生き物だろうか。遠くでバイクのうなる音、闇の中の半ドーム内の街の明かりは変わらない。向かいの豊見城の丘の上の電波塔は光を放ち続ける。
5時55分、万福寺の鐘の音色が聞こえてくる。ようやくこの丘の端の杜の中の小鳥たちがさえずる。路上の騒音が耳障りになってくる。近場の小鳥たちもさえずり始める。
不穏な音が続いていた昨今、救急車のピーポーピーポーのサイレン音が消えることはない。南部徳洲会病院もこの界隈にあった。
しかし朝の目覚めに小鳥たちのさえずりではなくヤモリのケケケケケに季節の変わり目を感じさせる。耳を澄ませて聴いていた赤ショービンのキョロロロロロの鳴き声はもはや聞こえてこない。渡り鳥なので、もっと暖かいアジアの国々へ飛んでいったのだろうか。西表島は繁殖地だとウィキピディアで紹介されていたが~、西表島からも飛んでいったのだろうか。
最近、後期のオンラインの授業が始まり、雑な部屋を片付けていると、それだけで時間が過ぎ去った。時間はたくさんあるようですぐ消えていく。リズムを取り戻すことの大切さ~。5匹の子猫たちは愛らしく、部屋中をかき乱し、障子を破ったりしている。愛らしい子猫たちの世話にも疲れてきたのは事実~。やれやれ、爽やかな秋の冷気に気を引き締めなければと、思いは深く~。
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これは2、3週間前の朝焼け!
上の写真は今朝の光景だが朝5時半の写真はもっと暗い。