志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

チチチチ、野生の鶯が今朝も来た。ピー ピーとヒヨドリも鳴く朝、犬も吠える!

2013-11-24 07:09:14 | 心の劇場

                       (鶯はこの草木の間にやってくるのらしい)

≪呟き≫

犬のムクが逃げた。母を守っていた犬が逃亡した。

野原で叢であの世に逝ったのかもしれない。鎖につながれることのない自由な放浪の末に夢を見て終の眠りについただろうか?

朝の静けさ、寺の鐘の音色が響き、チチチチと鳴く鶯が回りを飛び回る、そんなひと時の幸せな気分はいい。

新聞社に送る短い論評を書くのに時間がとられ、情けないと思っていた。アンケートの結果をデーター化し、感想のコメントを抜き出していた。

300枚の論文に向き合わないといけないのだが、なかなか踏み出せない。その前に修正論稿があり、英文論稿もあった。

年が明けると絞ったテーマで取り組まないと、いつまでたっても博論が完成しないということになる。怖いね。

母との約束も果たせなかった。彼女の病状を目撃しながら、取り組めなかった。この間の時間のロス!携帯に入っていた彼女の写真を見ると、その場にいつまでも母がいるような気がしてきた。時間は待ってはくれない。病院に入院していた間大学から通ったお見舞いが懐かしい。母はもはや活字も目を通そうとしなかった。歩けることを念じていた。リハビリの訓練に熱心に取り組んでいた。こんな人生のステージが待っていただなんてね、と、言った。ぼーっとした目が気になっていた。それでも彼女は元気に歩ける日々を夢見ていた。

癌の告知に関して、学生たちに聞いてみたら、ほとんどが告知に異存なかった。DNAの検査に関しては二つに分かれた。

死は誰にもやってくる。その死とどう向き合うか、其々が物語を編んでいる。あなたの、君のわたしの物語。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。