てぃるるで開催された例会に途中から参加した。原 聖先生はお元気で、宮良信詳先生、石原昌英先生、山田隆夫&渋谷謙次郎先生方のご報告をお聴きした。
原先生から【琉球諸語記録保存の基礎】の御本を一冊いただいた。感謝!中身をブログでご紹介するとお約束した。今日は二次会まで参加して久しぶりに代行を頼んで帰ってきたので中身を詳しく紹介できないが、参加された先生方の熱気は良かった。ましこひでのり(益子英雅)先生も相変わらずクールで論を展開されていた。ビールを飲んでワタシの方もことばが走っていた!バッカスの神様が背後でニンマリしていたのである。言いたい事をいろいろと話しまくっていたように覚えている。アルコールが入ると饒舌になるのかな?
目次だけ紹介して、中身は後でということにしたい。ビールをジョッキーで4盃は飲んだように覚えている。
この本は2009年春、琉球大学で開催された「琉球継承言語研究会に関するワークショップ」における口頭発表をもとにしている。このワークショップはとても面白く、ワタシも参加した。その時の感動が記述されたことばになって誕生したのである。
パトリック・ハオインリック&下地理則共編(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
目次
1.P.ハイリッヒ 琉球語は「方言」ではない 1-11
2.宮良信詳 ジャポニック語族の中の琉球語派:系統、体系、および現況 12-41
3.山田隆夫&渋谷謙次郎 言語権の視点からみた危機言語問題 41-66
4.石原昌英 言語の記録保存と研究者の倫理 67-83
5.木村護郎クリストフ 言語復興における言語イデオロギーに注目する 84-99
6.原 聖 琉球諸語復興にはいかなる言語的戦略が可能か 100-117
7.朝日祥之 フィールドワークを行う 118-129
8.パトリック・ハイリッヒ 言語復興のための記録保存を考える 130-146
9.杉田優子 社会・文化的知識を言語注釈に取り入れる 147-165
10.下地理則 文法書を編算する 166-193
11.かりまたしげひさ 音韻研究と方言指導から宮古方言の表記法を考える。 194-201
12.パトリック・ハイリッヒ 言語使用パターンを変える 205-219
********
2009年2月21日は「国際母語の日」である。
その日、ユネスコは奄美語、国頭語、沖縄語(うちなーぐち)、宮古語、八重山語と与那国語を日本の独自の言語として認めた。しかしこれらを含むすべての琉球諸語は消滅の危機に瀕している。(まえがきのことば)
余談だが、一次会、二次会でましこひでのり先生が「琉神マブヤー(リュウジンマブヤー)」のお話をさかんにされていて、息子さんもお好きだというのです。全国展開がうまくヒットしたらいいですね。マブヤーの良さとその表象の意味するところをまじめに捉えようという気になりました。ありがとう!それと目取真俊は全くぶれがなくていいね、との評価で何度か言及しているところは「とてもいい」と思っていました。目取真さんは【ウチナーウィキガのヒーローですね、ワタシにとっては】。昨年の沖縄例会は比嘉豊光さんやちねんウシさんが登場して、結構盛り上がりました。原理主義者たちだなーとの評価もあったのですが、つまりエッセンシャリズムですが、それもあって面白いと私は思っています。多様性・多元性の良さを認め合うのはその通りですよね。人種・人類の起源としてはアフリカに依拠する、つまり地球人類、その源は一つですよね。それは了解できます。アフリカ的なものへ、そして地球、惑星、宇宙でしょうか?それにしてもカオスがあちらこちらに溢れ、無常(情)も溢れるワシタ地球でもあります。このモメントの出逢いやことばやひらめきや悟りや絶望や可能性や希望など、捨てたくありませんね。
奄美について山田先生の率直なお話がまた興味深いと思いました。奄美と沖縄の違いと類似、この南国沖縄のあっけらかんの開き直りのような明るさに眩さを感じているのかもしれません?!奄美は沖縄のように明るくはないということばが脳裏にこびりついています。そういえば原先生がお話された「歴史の修復」ということばが気になっています。言語権からみて、人間としての尊厳とアイデンティティー、自由権など、憲法の条項との係わりなどを含め、とても興味深かったですね。この一冊の論稿は、きちんと読んで、中身にコミットして、後でこのブログにUPしたいと思います。この論文集を読まれたい方は直接東京外国語大学にお問い合わせください!
(昨夜実家に一泊して朝那覇に向かった。自動車道を走りながら撮った写真!ロードムーヴィーのように風景を撮りたくなった!)
原先生から【琉球諸語記録保存の基礎】の御本を一冊いただいた。感謝!中身をブログでご紹介するとお約束した。今日は二次会まで参加して久しぶりに代行を頼んで帰ってきたので中身を詳しく紹介できないが、参加された先生方の熱気は良かった。ましこひでのり(益子英雅)先生も相変わらずクールで論を展開されていた。ビールを飲んでワタシの方もことばが走っていた!バッカスの神様が背後でニンマリしていたのである。言いたい事をいろいろと話しまくっていたように覚えている。アルコールが入ると饒舌になるのかな?
目次だけ紹介して、中身は後でということにしたい。ビールをジョッキーで4盃は飲んだように覚えている。
この本は2009年春、琉球大学で開催された「琉球継承言語研究会に関するワークショップ」における口頭発表をもとにしている。このワークショップはとても面白く、ワタシも参加した。その時の感動が記述されたことばになって誕生したのである。
パトリック・ハオインリック&下地理則共編(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
目次
1.P.ハイリッヒ 琉球語は「方言」ではない 1-11
2.宮良信詳 ジャポニック語族の中の琉球語派:系統、体系、および現況 12-41
3.山田隆夫&渋谷謙次郎 言語権の視点からみた危機言語問題 41-66
4.石原昌英 言語の記録保存と研究者の倫理 67-83
5.木村護郎クリストフ 言語復興における言語イデオロギーに注目する 84-99
6.原 聖 琉球諸語復興にはいかなる言語的戦略が可能か 100-117
7.朝日祥之 フィールドワークを行う 118-129
8.パトリック・ハイリッヒ 言語復興のための記録保存を考える 130-146
9.杉田優子 社会・文化的知識を言語注釈に取り入れる 147-165
10.下地理則 文法書を編算する 166-193
11.かりまたしげひさ 音韻研究と方言指導から宮古方言の表記法を考える。 194-201
12.パトリック・ハイリッヒ 言語使用パターンを変える 205-219
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2009年2月21日は「国際母語の日」である。
その日、ユネスコは奄美語、国頭語、沖縄語(うちなーぐち)、宮古語、八重山語と与那国語を日本の独自の言語として認めた。しかしこれらを含むすべての琉球諸語は消滅の危機に瀕している。(まえがきのことば)
余談だが、一次会、二次会でましこひでのり先生が「琉神マブヤー(リュウジンマブヤー)」のお話をさかんにされていて、息子さんもお好きだというのです。全国展開がうまくヒットしたらいいですね。マブヤーの良さとその表象の意味するところをまじめに捉えようという気になりました。ありがとう!それと目取真俊は全くぶれがなくていいね、との評価で何度か言及しているところは「とてもいい」と思っていました。目取真さんは【ウチナーウィキガのヒーローですね、ワタシにとっては】。昨年の沖縄例会は比嘉豊光さんやちねんウシさんが登場して、結構盛り上がりました。原理主義者たちだなーとの評価もあったのですが、つまりエッセンシャリズムですが、それもあって面白いと私は思っています。多様性・多元性の良さを認め合うのはその通りですよね。人種・人類の起源としてはアフリカに依拠する、つまり地球人類、その源は一つですよね。それは了解できます。アフリカ的なものへ、そして地球、惑星、宇宙でしょうか?それにしてもカオスがあちらこちらに溢れ、無常(情)も溢れるワシタ地球でもあります。このモメントの出逢いやことばやひらめきや悟りや絶望や可能性や希望など、捨てたくありませんね。
奄美について山田先生の率直なお話がまた興味深いと思いました。奄美と沖縄の違いと類似、この南国沖縄のあっけらかんの開き直りのような明るさに眩さを感じているのかもしれません?!奄美は沖縄のように明るくはないということばが脳裏にこびりついています。そういえば原先生がお話された「歴史の修復」ということばが気になっています。言語権からみて、人間としての尊厳とアイデンティティー、自由権など、憲法の条項との係わりなどを含め、とても興味深かったですね。この一冊の論稿は、きちんと読んで、中身にコミットして、後でこのブログにUPしたいと思います。この論文集を読まれたい方は直接東京外国語大学にお問い合わせください!
(昨夜実家に一泊して朝那覇に向かった。自動車道を走りながら撮った写真!ロードムーヴィーのように風景を撮りたくなった!)