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沖縄大使に対して「東京大使」を、と佐藤優の「ウチナー評論」ー沖縄の主権回復可視化を!

2012-11-24 10:10:43 | グローカルな文化現象

単純な事に見えるが、以前からなぜ沖縄に「沖縄大使」が派遣されるのか、疑問に覚えている。つまり、沖縄は日本の内国植民地ゆえに特別大使が必要なのだと考えていた。

昨今先住民族権が意識化されているが、佐藤が書いているように「それほど遠くない過去に存在した琉球王国の記憶を沖縄人は持っている。そしてこの琉球王国は、国際法の主体としての地位を持っていた。また沖縄は自らの言語(琉球語、ウチナーグチ)を持っている。」のである。

先住民族権と主張する時、国家を持っていた意識とそぐわないのではないか、というのが現在の認識である。国家共同体のアイデンティティ意識と国家を持たなかった先住民族間の差異が気になっている。国家の回復=独立を志向するという考えの方が前向きに思えなくもない。表記言語は漢字とひらがなをうまく利用し、日本語と琉球語をバイリンガルに公用語化する方向性もありえるのだろうか?正書法なり記述方式を確立する必要があり、言語学者は賢明に取り組んでいるのだろうか?

沖縄の主権可視化である。可視化という言葉が最近よく目に入ってくる。隠されているものを表に引き出す意味が多いと思える。密室の会議を表に出せという要求である。一部の権力なり権威が大勢の人間の運命に大きな影響を与えかねない政治運営を許さないという決意であり、ネットテレビがその役割を大いに奮闘している現況である。ウィキリークスのようなネット上の告発サイトも登場し、しかし経済制裁のような封鎖に対抗しているようだ。

世界の潤滑油のような通貨(金高?)の循環がぐるぐると駆け巡り、金=キャピタルを持つ者=権力《軍事・政治‥経済‥文化(情報・知指揮・発見)》を支配する。しかしマーケットがまたそれらに影響を与えるが、マーケットを含め世界の経済や軍事や政治の動向をマニピュレートmanipulateする輩が君臨する世界でもあるようだ。資金の流れがあり、それに従属する社会活動がある。軍事基地(キーストーン)を含め、沖縄は呪縛されている。それでも人権蹂躙を拒絶する権利はありつづける。全基地閉鎖・撤去を!

そうだった。1%と99%の溝はありつづける。世界の99%が連帯するうねりはまだ続いている。


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