おめでとうございます!水彩画、俳句、そして詩です。建築士です。
ローゼルさんは多才な方で、なんとあの高嶺 剛監督の映画【変魚路】
(2017年1月14日公開、81分)にも出演しています。
『あすら第72号』に長編詩「痕跡の長い一日」と「コンパスの中心」が掲載されていますが、長編詩が圧巻で、詩集『今はむかしむかしは今』でも評価されています。伊佐尚記さんが「自身が関わった造成地の地中から、沖縄戦当時の日本軍の大砲と砲弾が出てきたことを9ページにわたり書いた。現場のリアルな描写に平和への祈りを込めた」とまとめています。実際の詩を読んだのですが、昨今、戦争に関する詩が鋭利に心に刺さっていました。
戦争を題材にした小説や詩、俳句、短歌、戯曲が多い沖縄です。戦後「0」年ですから、米軍基地と同居しているような現在ですから、否が応でも戦争は日常に潜んでいます。何しろステレス戦闘機が上空をよく飛んでいる島で、米軍基地が多すぎます。
戦争をテーマに書き続ける方々が多いという現実は、戦争が隣に感じられる日常だということを意味します。避けたくても侵入してくるイメージです。
日常=戦争であるというフーコーの見解、これは適者生存や弱肉強食や進化論とからむのでしょうけれど、気になります。もう少し認識を深めなければです。しっかり読む必要があります。前にフーコー全集三巻購入したのですが~、一部だけ論文のために参照しただけです。
フーコーの権力論 ← 参考になります。
『あすら』第72号より
2023年7月23日 琉球新報
琉球新報 7月23日