女性の自殺率増加の現実は経済構造のいびつさ、バッファ(調整弁)故か？

バッファは緩衝の意味で、調整弁やスペアタイアとも言われる。多くの女性たちの雇用形態が非正規で、不安定で、コロナ禍で仕事を失う女性たちが増えている事と自殺率の増加は、世界的に見られる現象なのだろうか？
ネットで自殺率の推移が数値化されている。10月の自殺急増―警察庁速報 : 女性は前年比1.8倍に！https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00864/
『警察庁のまとめで、2020年10月の自殺者数は速報値で2153人となった。前年同月比で39.9%（614人）の増加。自殺者数は2010年から19年まで10年連続で減少。20年に入ってからも1～6月までは前年同月比マイナスで推移していたが、7月以降は4カ月連続で増加している。1～10月の累計の自殺者数は1万7219人で前年同期より160人多い。」

そのディテールは数字から分からない。
社会的背景や家族関係まで明らかになるわけではない。
ジャーナリストやドキュメント作家がディテールを明らかにしてくれるに違いない。
数値から予想するだけだ。
沖縄は日本で際貧困県であり続ける。子供の貧困が３人に1人のデータが出て２、３年になるが改善しただろうか。
昨夜親戚の通夜に参加した。コロナ禍で家族との面会も制限され、孤独感の中で、対話がない中で、病状が悪化し、いきる希望を消失して死んで逝くのだと病院で薬剤師として働く姪が話していた。
危篤の場面に立ち会うことも日常のルーティーンになり、感覚が麻痺していく事もあり得るのだと言う事は想像できる。見慣れた光景、事象に慣れた手つきで処置していく。死者となるまでの病床での戦いがある。死者を看とる職業❗️それで収入を得て生計を支える。
社会の重要なファンクション❗️
生活の糧を閉ざされ自助も親族や地域の助けも得られないとき、生きる事が出来なくなる。最低限の生きる権利が閉ざされているのらしい。
非正規を正規に転換し子育てを国や自治体がサポートするなかで希望が微笑むに違いないのだが、国の中抜き政策は、真に生きることにあえいでいる人々に温かい手を差し伸べているだろうか。自助、共助、公助！自ら自らを守らなければならない。共助の絆はどうなのだろう。
　日本の人口は1億2千万から7000万や6000万人でいいと豪語する大臣や国家議員がいる日本で、出生率の低下は推進ということになるし、女性たちに手を差し伸べることもその未来図に沿わないということになる。
　2020年、死者が増え続けているようだ！Covid-19の故ではない、この異常な社会現象の渦の中で殺されている(意志に反して死に誘導されている）ようだ。