(大城幸子さん!海辺のベンチの上、潮風に吹かれながら~)
久しぶりの太鼓は楽しかった。毎日触れているわけでなく、以前の勘を取り戻したい。
彼女の歌はもはや十八番になれる歌が幾つも完成しそうだ。しっとりと聞かせる民謡である。
世間は広いようで狭い沖縄~。民謡クラブをはしごしてきた80代の方を含め、本物は表にはないとお話する。
世間の潮流からすこし外れた所で、歌や業(技)に取り憑かれた人々がいると話したのもSさんだったのだ。
「歌う姿に心が打たれる」とかの方は話した。なるほど~。心と歌詞と三線が一体となったのが彼女の演唱だと言えよう。自ら作詞作曲した歌が、彼女に恋い焦がれて創作された恋人の歌が彼女によって奇跡的に再現される。
二人(たい)や一道(チュミチ)と歌詞に編み込んだ恋人の思いの深さがあり、それに応答したかのような歌ができた奇跡!を誰が知り得ようか。
自らの人生を歌三線に染めて、蓮の花を咲かせたいという思いの深さが、日夜歌三線に向かわせている~。
そして舞踊!彼女はただ夢中に踊りたくて踊りたくてたまらない身体のほてりを持っている。糸数カメさんに若い頃、料亭那覇で鍛えられた踊りの土台がある。カメさんは、幸子さんに自らの若い頃を見たのだろうか~。可愛がってよく連れ出したようだ。足腰の線が鋭い踊り、つまり手足が鋭角に動く踊りに深い溜息をつかざるを得ない。また天性に歌三線を聴いてくれる聴衆(ゲスト)に、歌を聞かせてあげたい思い、踊りを所望する客を喜ばせたい思いが、そのまま伝わってくるのは、彼女の持って生まれた才覚だろうか~。
朝のシロオビアゲハチョウ!よく見られる蝶!